中今2

前回からのつづきです。先に前回の記事を読んでいただくと意味がわかります。


過去も現在も未来もそれぞれ別々のものと思われがちですが、これ同一線上にあるのものであり、さらに言えば過去も現在も未来もひとつのもので、それらに区別はないとも言えます。これは私はそのように思うというだけのことですが、後でもう一度書きます。


古い神道の生死観に
「生れ来ぬ先も生れて住める世も死にても神のふところのうち」
というものがあります

生まれる前も、この世で生きて生活をしている今も、死んだ後も、すべて神のふところのうちである、と。
いま生きているということ、存在するという「その現象」が神様だっていうことです。
結局そういうことですよね。肉体をもって今いきていますが、生まれてくる前は肉体はもっていなかったし、死んだら肉体はなくなる。
生まれてくる前の状態と死んだ後の状態は同じなのかどうかはわかりませんが、いま肉体をもって存在しているのは確かだけれど、生まれる前はどうだったのか。いまここに存在する自分は生まれてくる前は・・・?そんなことを考えるともうわからないですよね。人の力や想像のおよぶところではないなと。
わたしたちが生きているということも神様の一部です。
たとえば人間の体は、心臓がうごいて血液をおくりだす、手がうごいてものを食べる、食べたものを胃が消化する、臓器が栄養を吸収する、それぞれが別々にうごいていますが、それら全部あわさって人間の体です。
(このへんは以前にも詳しくブログでも書いていますし、わたしの書いた本「神主ライフ」にもあります。)

わたしたちが生きること、草がのびること、花がさくこと、鳥が鳴くこと、犬が歩けば棒にあたること、これらみんな神様の一部です。私たちが生きること、花がさくことは、人間の体でいう心臓が血液を送りだすこと、胃が消化することだったりします。

今自分がかかわることができることを精一杯おこなう。さき書いている今を精一杯いきる「中今」の感覚ですね。それが神道でいう「まことのこころ」です。


さてさて、過去・現在・未来のはなしですが、なんというか哲学的な感じがしてきます。自分でもなんのことやらよくわかりません。

まず過去、現在、未来といいますが自分にとって存在するのは「現在」しかないですよね。たとえば1時間前は過去なんでしょうが、1時間前の自分にとってはそれは「現在」で、今の自分からすると1時間前の「現在」の記憶です。
1時間先は未来なのでしょう。でも自分にとっては1時間先の「現在」です。

なにやら1時間先の「現在」だとか、1時間前の「現在」とかすごくややこしいですね。こんなこと考えていると頭がどうにかなってしまいそうですが、幸いわたしは元々頭のできはあまりよいわけでないので大丈夫です。おかしくなってしまうことはありませんwww
よかった。おバカさんで(*^―゜)b

過去・現在・未来、それらを考えようとすると、必然的に「時間」のことを考えることになります。そもそも時間ってなんだよと。


明日へつづく・・・


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コメント

前回のコメント、自分でもうまく分からなかったのに
私以上に分かっていただいて(笑)
ありがとうございました。
そういうことです!

で、今回ですね。

えーっと、生きとし生けるものって神さまの分け御魂なんですよね?

そして、全てのことは循環しているんですよね?

たとえば、私が流した涙は大地を伝い、雨となり地に降り注ぎ野菜ができる。
そしてそれを食べる誰かがいて・・・という循環。

すべての現象が神さまだからこそ、日本人は全てのモノに
言霊が宿り事魂が宿り事霊が宿ると考えたんでしょうね♪

そんな日本人の考えがだぁぁぁ(京都銀行ごっこ)い好きです☆

全然まとまってないですが・・・まぁいいや(笑)

2012/02/29 (Wed) 21:43 | キノコ #- | URL | 編集

まったくの素人なので御教示いただけたら幸いです


「生まれる前も死後も生きている間も神のふところのうち」とのことですが
身近におられる神様は商売繁盛家内安全等生きてる我々に関わる神様で
死後は黄泉の国しか知らず
生まれる前についてはまったく知識がありません


死後の世界や生まれる前の世界を司さどられる専門の神様がおられるのか

それとも…我々が知ってる神様が時を超越して死後も生まれる前も司られてるのか御教示下さいませ


多くの日本人が「生まれ変わり」を知り
「生前の行いが悪いと動物や虫に生まれ変わる」も聞いたことがあると思います

これは仏教の「輪廻転生」の影響ですが


神道では死後どうなると説かれてるのか
御教示下さいませ。

2012/03/02 (Fri) 12:23 | マガミ #- | URL | 編集
難しいですが…

今 コメントをしようとする私は現在で、なんて書こうかと思案していた私は過去、でも それは、一つの線上にあるってことですよね!

そして、それは、自分の先祖や子孫に続いてる道でもあるんですよね!
これって 京都の街を歩いたり、神社仏閣を訪ねるとビシバシと流れる時を感じます。

中今を体現する事が自分や周りを充実させるんだって理解したのですが 合ってますか?

あまり考えてたら、降りる駅通り過ごしてしまいましたf^_^;

*キノコさま*
出雲パワーしっかり受け取りました。ありがとうございます。

2012/03/02 (Fri) 21:46 | 見古都 #- | URL | 編集
キノコさま

前回のコメントはあっていましたか。
> えーっと、生きとし生けるものって神さまの分け御魂なんですよね?
> そして、全てのことは循環しているんですよね?
> たとえば、私が流した涙は大地を伝い、雨となり地に降り注ぎ野菜ができる。
> そしてそれを食べる誰かがいて・・・という循環。
そうですね。そういうことなんですが、そのへんを私の感じている、これは感覚なんですが、それを言葉にしようといろいろためしていますが
今回のはむずかしい。
なかなかうまくいきません。
が、まぁいいや(笑)

2012/03/06 (Tue) 22:28 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
マガミさま

両方ともとうていコメント欄で語れるものではないですね。
ただ、わたしの神様感を語るときにこれらと近いはなしをしているように思います。このブログのカテゴリーに「神様のはなし」というのがあります。そこの記事を読んでもらえるとなんとなく理解していただけそうな気がします。
たとえば↓これはお葬式のはなしで、生死感(私の)も書いてます
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-852.html
あと神様のはなしカテゴリの中にもいろいろあります↓
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-776.html
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-804.html
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-837.html

> ①
> 死後の世界や生まれる前の世界を司さどられる専門の神様がおられるのか
> それとも…我々が知ってる神様が時を超越して死後も生まれる前も司られてるのか御教示下さいませ
> ②
> 神道では死後どうなると説かれてるのか
死後は神となるとされます。神のもとに戻るニュアンスかな。(一言ではもちろんいえませんので上記記事を読んでください)
ですから①の死後の世界、人間の死んだ後のことを司る、というような形にはならないと思います。たぶん火を司るカグツチ、稲のウカノミコトような形態の神様がおられるのか?という意味のご質問だと理解しましたが、そういう形での死後・生前の神は私は知らないです。


2012/03/06 (Tue) 23:09 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
見古都さま

> 中今を体現する事が自分や周りを充実させるんだって理解したのですが 合ってますか?
そうですね。そのとおりだと思います。
わたしも別にエラそうなことをいえる立派な人ではないので、あってるとか、あってないとかいうのは気がひけますが。

いや、降りる駅は気をつけてくださいね。

2012/03/06 (Tue) 23:11 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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