心を亡くす2

前回からの続きです。さきに前回の記事を読んでもらえればわかりやすいかと思います。
子供の心は純真だとか、けがれない心とか、そういうことはよく言われます。純真な心とはいったいどんなのだろう。そう思って必死で自分が子供のころのことを思い出そうとしたのですが、すがすがしいほど何も思い出せませんww
でも純真、純粋な心なんてそういうことなのかなぁ?なんて思ったりもします。

余計なことを考えずに、目の前のことそれだけを集中している。それがおわったら次は別のことをそれだけに集中する。そのときには前のことをすっかり忘れている。って感じでしょうか。
また子供ってなにするにも全力ですよね。
全力であそびまわって、電池がきれたらパタンと寝る。電池が切れて寝る直前まで全力であそんでいます。力の配分とか、後のことなんて考えません。
大人だったら、次の日仕事があるから疲れないように・・とペース配分したり、なにかするのに効率よくおこないたいと段取りをあれこれ考えてみたり。それそのもの以外の事をあれこれ考えてますよね。

そんなことを考えていると、子供の純真、純粋さというのはそういうことなのかななんて思ったりしました。いまやっている事、それそのものに集中するというか、全力でするみたいな感じです。
大人のように段取りを考えたり、効率よくするように考えたり、その後のことを考え力をおさえたり、もちろん必要なことですが、純粋にそれそのものに集中する、全力でとりくむこともたまには必要ですよね。
そういうの打算がないというのでしょうか。損得ぬきでの行動も忘れてしまいたくはないですね。


わたしは今、あまり損得は考えて行動していないように思います。もちろん全くないかといえばそんなことはありません。しょうもないことでいえば、1本300円で売っている大根が2本買えば500円になるなら多分2本買います。生活は苦しいので(笑)
とまぁ、全く損得がないという意味ではないですが、私の基本的な行動基準には損得はあまり考慮しないようにしています。

なぜそうなのか、それを話しだすとまた長くなるので詳細は省略しますがごくごく短くいうと、
何度もはなしに登場していますが、わたし以前はサラリーマンを経験しています。基本的に手をぬかない人なので仕事にかなり打ち込んでいました。そうすると基本、企業は利益をあげることが重要事項ですから、判断基準は利益が出るかどうか、つきつめると損か得かになりますよね。
サラリーマンをやめて神社にもどってきて、神主として神社、神様にご奉仕することになっても最初のうちは、これはやったら得かな損かな、これはもっと効果的にできないかな。と企業と同じ様な感覚でした。
でもしばらくして「あ、そうじゃないな」と感じたんですね。(詳細は省略)


たとえば(あくまでも例えです。これは本当に思ったわけではないですが)、神様には毎日お供えものをするわけですが、これ日供(にっく)といいます。お米やお酒やお水やお野菜だったりまぁいろいろです。
神様にお米をお供えしたからといってそのお米が物理的に消費されるわけではありません。前の記事にも書きましたがなんだったら鳥がやってきてそのお米を食べてしまいます。神様が実際に食べるわけでないし、鳥がやってきて食べられるから毎日お米をお供えするのは損だ。となっては意味がありません。

毎日境内の掃除をするわけですが、落ち葉はやっぱりかなりの量になります。落ち葉の掃除をするのは大変だから境内の木は切ろう。というのはちょっと違う気がします。なぜ神社に木があるのかってことですしね。
もちろん神社の近辺に落ち葉が散って迷惑かけてしまうのは申し訳ない点もあるので、そういう場合は切ることもありますが。


いま私の行動基準は、それは正しいか?よいことか?それは必要か?なぜそれをするのか。そんな感じになってます。


はなしはどんどんそれていますが・・・
とりあえず次回へつづく




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コメント

純真無垢とは生命の素晴らしさ尊さを体現することでは…
産声は生命誕生の歓喜の声であり
笑顔や笑い声は生命の喜び…と思います

だからこそ
子供は種をも超えると思います

2012/02/16 (Thu) 10:14 | マガミ #- | URL | 編集

子供と毎日接していると、本当に彼ら彼女たちのパワーを実感します。
絵の具の着いた筆を洗いに行った筈なのに、雨の中裸足で走り回ってたり!
この仕事も損得勘定では出来ないですね!

私自身は、自分の心の声に従って行動してます。

これって 子供と変わらないですねf^_^;

2012/02/16 (Thu) 20:33 | 見古都 #- | URL | 編集

子どもの頃の記憶は、あることをきっかけに思いだしただけで、10代の記憶は一切ありません。
もう怖いぐらいに(笑)

何を基準にして行動するか?
「胸がキュンとするかどうか」に限ります☆
胸がキュンキュンしすぎて心臓に負担がかかりまくりそうですが(笑)
なので、理由を求められるといつも困ります・・
「胸がキュンとしたから」では理由にならないですしね。


☆見古都さま☆
振り幅が広い方が人間らしくていいじゃなですか♪
見古都さまは大丈夫です。
理由は、胸がキュンとするから(笑)
超絶男前じゃないとイヤ!!と理想があまりにも高すぎるなら、うぅ~ん・・と言わざるを得ないですが・・
袖振り合うも多生の縁。
どこに何があるか分からないですね♪
胸がキュンキュンしてきました☆

2012/02/16 (Thu) 22:44 | キノコ #- | URL | 編集
「仕事」での価値基準

私が職場での価値基準とは違う世界を実感したのは、子どもが生まれた時です。
時間効率では測れない世界に直面しました(笑)

この「効率」もなかなか曲者ですね。

2012/02/18 (Sat) 14:08 | ぽお #zWOVatjo | URL | 編集

子供時代は、いろいろな稽古事に追われてたように思います。でも、それもいまとなっては懐かしい思い出です。しかしそれもこれも両親の愛情あってのこと、今の時代、そのあたりまえの愛情に飢えている子供のいかに多いことか、心の教育をもっとがんばってもらいたいものです。

2012/02/19 (Sun) 22:16 | 鏡花水月 #- | URL | 編集

2回もコメント失礼します。

今回の内容を読んで、時間の効率うんぬんよりも
眼の前のことを集中して一生懸命取り組もうと思って
実践しだしました。
まだ数日しか経ってないですが、なんだか良い感じです☆
素敵なコトを書いて下さって、ありがとうございます(ぺこり)

2012/02/19 (Sun) 23:15 | キノコ #- | URL | 編集

悪さを働き、えへこんつけ顔を四角くして大泣きしてすぐ憎たらしいほどの笑顔にもどって奇声を発しながら全力で遊び(あばれ?)、度肝を抜く発想をもち、善も悪もない、ただおかーさん(や周りの人)が好き!みたいなかわええ年頃はほんのわずかなような?
小学校のぼんずはだんだんずるさとジダラクを覚え、かわええ時代はどこへやら。見て見ぬふりも必要なのかなと思いつつアホウをほったらかしにできる訳もなく、ってそばから三歳児が。あ~~!!カーペットにクレヨンで書き書きすんなーー!!
こんな毎日^^;叱ると怒るは違うんだとはわかってても、うぬ~~i-193i-193i-193
って私も親の目を盗み悪さばっかりはたらいてたそうですが。

純粋っつーか小悪魔?それなのに、かけがえのない人間で、笑顔や静かな寝顔をみればやっぱり天使かななんて危うく勘違いしそ~になります。。起きればモチロン悪魔全開。
子供は愛されることがしごとだし愛に効率は関係ないかな?と今はときどき!思います。
合理的効率的ってパズルみたいで好きだったのもあり子供を持ったばっかりは考えもしなかったけど。

>なぜそれをするのか?
神主様のお仕事とはちょっと違うかもなんですけど;
イタズラに腹がたつけど子供が何で悪さ(大人から見た)をしているのか?
思いもよらぬプレゼント(喜ばせようとしていた)だったことも本当にありました。う、うれしくて涙が出るけどなんなのこの複雑な感情は^^;みたいな。

2012/02/20 (Mon) 00:43 | しゃみら #- | URL | 編集
マガミさま

> 純真無垢とは生命の素晴らしさ尊さを体現することでは…
すばらしい表現ですね。
子供は種をこえる。
本当にどんな生き物の赤ちゃんもみんなかわいいですし、見ていると顔がゆるみます。

2012/02/20 (Mon) 21:46 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
見古都さま

そうですね。彼らのパワーは本当にすごいですしね。
絵の具の筆をあらいにいって、いつのまにか雨のなかはだしで走っている(笑)
> この仕事も損得勘定では出来ないですね!

子供のことは損得ではないですものね。子育ても。

2012/02/20 (Mon) 21:48 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
キノコさま

胸がキュンとするっていうのは、心臓に負担かかっているんでしょうか。なんだかちょっとなぁ(笑)
目のまえのことを集中して一生懸命取り組もうとすることって大事ですよね。
この記事をかいていて、それを思ってました。
明日そのことを書こうと思ってます。

2012/02/20 (Mon) 21:52 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
ぽおさま

子育てってそうですよね(というか私は生んでませんので経験してませんが)
朝も夜もないし、大人の都合ではいかないですしね。
> この「効率」もなかなか曲者ですね。
あ、深いですね。

2012/02/20 (Mon) 21:54 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
鏡花水月さま

今の社会それが難しいんでしょうね。家族構成もずいぶんとかわっていますし、社会構造もかなり変化していますから。
でも人間そのものはそんなに変るもんでもないし、その辺でいまひずみができているような。
私たちがもっとそういう分野で力になれるようにしていきたいと思ってます。

2012/02/20 (Mon) 21:58 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
しゃみらさま

そういうお話をきくと、やっぱり子供っていうのは純粋というか、素なんだなぁと思います。
昔は子供は7才まで神の子、とよくいわれてましたが、もちろん昔は生存率が低かったから7歳以上に成長する確率が低かったというのもあります。
でもそれとは別に純というか素というか、それが神の子といえるような気もしてます

2012/02/20 (Mon) 22:04 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
神主さんへ

僕は、まだ二十代です。なのでこんな事を書くと生意気と思われるかも知れませんが、神主さんの分野とか、誰それの分野とか関係なく、すべての大人が子供のために立ち上がる時ではないですか?もちろん色々なしがらみはあるでしょうが・・・すみません、若造が生意気でした。

2012/02/22 (Wed) 12:59 | 鏡花水月 #- | URL | 編集
鏡花水月さま

そのとおりですね。すべての大人が子供のためにたちあがる。
そして立ち上がった人は具体的に何をどうするのか。そうすると、それぞれ自分のできること、得意なこと、となってくるのではないかと思います。
神主であるわたしならできることもあれば、私はできないけれど大工のAさんならできる、また他の人はこんなことを通して子供のためにできることがある。ていう具合ですね。
いずれにしても鏡花水月さまの心意気すばらしきってことです。

2012/02/29 (Wed) 18:50 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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