氏神様の社にはご先祖様がいる3

前回からの続きです。さきに前回の記事を読んでもらうと意味がわかります。
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-837.html

氏神様の社にはご先祖様がいる、その2つ目の理由として重要なポイントが人は死んだ後には神となって子孫を護るということを前回書きました。
亡くなった人が神になるといっても、当然ながら遺影のように写真をあげて、それを祀り神とするのではありません。たとえばAさんという人がなくなったとして、そのAさん個人(故人でもあるが、シャレてる場合ではない)が神となるのではありません。
ちょっと言葉を変えていうならば、Aさんが神の一部となるとでもいいましょうか。

これも当然ながら、神様とは私たち人間のように肉体をもった存在ではありません。いうなればエネルギー体とでもいえるでしょうか、この世界に満ち溢れている偉大な力のことです。
それにAさんも同化するということです。

人はもともと神の子孫なわけで、神と同じ性質を持っているのですから、亡くなったあとに神と同体になる、というのもそんなに無理があるわけではありません。
私は神主なので、「神」という言葉ではなしていますが、べつにこれを「仏」といっても同じことです。
全体のながれを、水でたとえて考えてみると分かりやすいのではないかと思います。
雨が降るのは雨雲からです。
雲から雨が粒となって無数に降ります。
降った雨は地中にしみ込んだり、海にたまったりします。
それらが蒸発して水蒸気となり、雨雲をつくります。

こんな循環です。

仮に雨雲を神としてみます。
私たち生きている人間の命を雨の粒と置き換えてみます。
雨の粒も数え切れるものではありません。わたしたちの命もおなじく、人間もそうですし、鳥も、魚の命も同じ。数え切れるものではありません。
死んだ後どうなるか、水蒸気となってふたたび雨雲にもどります。
私たちも同じ。神の一部に戻っていきます。


で、ご先祖様は氏神様の社にいる、というそれは、どういうことか。
神様とはさきほども言ったように、エネルギー、偉大な力で、この世が存在していること自体が神様そのものであり、私たちが生きているこの世界には神様が満ち溢れているわけです。

神社とは神様が鎮まる場所、それはエネルギーや偉大な力の密度が非常に濃い場所ともいえます。氏神様の社とは、ご先祖様が暮らしていた地域、ご先祖様の活動していた場所でもあるはずです。先にも書いたように、人を神と祀るということは、その人の残した功績や生きた軌跡、その人が発生させたエネルギーを含めて祀るわけです。

ね。だから氏神様の社にはご先祖様がおられるということになるんですね。
さらにもうひとこと付け加えると、ご先祖様は氏神様の社だけにいるわけでなく、どこの神社にもおられる。もなりたちますね。


「氏神様の社にはご先祖様がいる」
というのは別の神職の方がおっしゃっていたようですが、うまいこと言っているなぁと思ったので、私の言葉で今回それを説明してみました。
あくまでも私考える神様のことですけどね。


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コメント

小学生のとき

担任だった、クリスチャンの恩師が
全人類の出生を辿ると、
一人の男と、一人の女に行きつくと、
アダムとイブの話をして下さったことを思い出しました。

忘れられない恩師です。

学年が上がって、
担当になったのは
完全無欠の、無神論&猿進化論者の先生…

いろんな意味で大嫌いでした(笑)

先祖代々の氏神さま…と言うと難しいですが

生を頂いたことに感謝して
近くの神社にお詣りさせて頂きます。

2010/12/23 (Thu) 18:45 | りんだ #- | URL | 編集
りんださま

いい先生です。
子供のころにちゃんといろいろと教えてもらえるか、そうでないかでずいぶんと違うと思うんです。
そういうことを教える時間もぜひとってもらいたいなぁと思うわたし。
先祖代々の氏神様でなくても、どこの場所でもご先祖様とはつながりますからね。
ぜひお近くの神社でお参りください。

2010/12/25 (Sat) 20:56 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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