氏神様の社にはご先祖様がいる2

前回からの続きです。さきに前回の記事を読んでもらうと意味がわかります。
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-837.html
氏神様の社にはご先祖様がいる、これがどういうことなのか、そういうには2つ理由があるといいました。前回はそのうちの1つ、氏神様とはそもそも氏族の祖先神であるという話しをしました。

で2つ目の理由。それを書く前にまず、日本では(神道では)人間は死んだら神となって子孫を見守るとされています。
これが非常に大切なので、それを先に説明しておきます。前回の記事で人間は神の子孫であるという話をすると、長くなるので省略としましたが、ここでそれも一緒に説明します。


古来より日本では、私たち人間は神々の子孫であるといわれてきました。これは自分の成り立ちを順番にさかのぼっていけば納得できます。
自分は親から生まれた、親はその親から生まれた……。では、この世でいちばん最初の人間が生まれたのはいつだったのか? この世でいちばん最初の人間なら、その親はいないはずです。進化論では人間は猿から進化したことになっています。では最初の猿はどうなのか……? そんなふうに考えを進めていくと、「この世でいちばん最初の生命はどうやって生まれたのか」という疑問に辿り着きます。
最初の生命は粘土や石などの非生命から生まれたのか、あるいは無の状態からもっと大きな存在が作ったのか。粘土や石はどのようにしてできたのか。地球が出来上がる前は当然存在しなかったのですから、いちばん最初は「無」から生まれているはずです。無から生まれた種からすべてのものが生まれてきた?
そんなことを考えていくと、人間の考えの及ぶようなことではなさそうだということがわかります。まさに「人智を超えた」というやつです。

自分の存在をさかのぼると、人智を超えたものに辿り着く、ということは、自分が人智を超えたものとつながっている、とも言えます。
「人智を超えたもの」とは長くて何度も言いにくいので仮に「神」と言い換えてみます。すると先ほどお話ししたように、「人間は神の子孫である」となるわけです。

人が死んだ後、神になるというのはどういうことか。
非常にすぐれた人物や立派な功績を残した人を神として祀る神社はたくさんあります。私がいつも話しにだしますが、天満宮の菅原道真公、乃木神社では乃木希典公。まさに人が死んだあと神に、というパターンですよね。
この場合、物質的な人間としてのその人を神とするわけではありません。当然ながら遺体などが祀られるわけではありません。
その人の成し遂げた偉業や行ったことも含まれます。それはその人の発生させたエネルギーであり霊力であります。それらを全て含めたものを神として祀るのです。

ご先祖様を祀るということも、物質的な「その人」そのものを神とするわけではありません。今自分が生きているということは親から生命を受け継いだからです。親の親、またその親とさかのぼっていくと生命をご先祖様から連綿と受け継いでいることがわかります。その受け継いだ生命、神秘の力、その人が行ったこと、残したものすべてを神として祀るのです。


最後次、結論は次回へつづく



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