深く不覚

先日書いた記事のなかのはなしですが、
縁あって、とある会でスピーチをさせてもらうことになったわけですが、出席されているのはどこそこの会社の社長さんやら、どこそこの会長さんばかりがお集まりです。本来、講演するのが私では役不足ではありますが・・・
というような内容。

これコメントで指摘くださったのですが、使い方は元々の意味と反対です。役不足は俳優が役を不足に思う、つまり能力のある人に対して役が軽すぎる。という意味です。
だから上の文章の場合は本来の意味からすると反対、間違った使いかたなんですね。正しくは、
講演するのが私では力不足ではありますが・・・
が正解です。

間違った意味で多くの人に知られているもの、他にも結構あります。

確信犯
悪いこと、犯罪だとわかっていながらやった行動や犯罪、犯罪者。
・・・は間違いで
本来の意味は、自分が正しいと確信してやったこと。本人は正義であると確信して行う行動や犯罪、犯罪者。


煮詰まる
長時間の会議で煮詰まってしまったから、一度休憩して再開しよう。(こう着状態、どうしようもない状態になること)
・・・は間違いで
ここまでの会議で煮詰まったから、裁決としよう。(意見、考えが出尽くし、結論の出る状態になること。)
役不足に関しては、正しい意味は知っていました。が思わず間違った使い方をしていました。あぁ、やっちゃったなぁって感じです。アンケートでは50%くらいの人が間違って使っているそうで、まぁこれくらいの間違いならネタになるかなぁ、程度の不覚です。

わかっているけど、やっちゃった。という不覚。
私の父がずいぶん長いこと悔やんでいた、不覚があります。よく言ってました。父は自他共に認める文化人な父で、息子の私の目からみても博識だなぁと思う人でした。

父がなにかの集まりで司会進行役をおおせつかった時のこと。
集まられる方は会社の社長や重役、神社の宮司だとか、出席されるの顔ぶれは結構な重厚な布陣の会だったようです。その司会進行の役目の中で、お名前を読み上げるところがあったそうで、そんな会でお名前を読み間違えることは許されませんから、事前に名前の読み読み方は確認しておきます。
事前に確認した中で、ひとつ難読な名前があったのですが、その方は京都でも旧家で伝統ある家柄の方でしたので、文化人な父のこと、その読み方は知っていました。しかし事前にチェックしておいてよかったなぁ。いきなりだと万が一間でも違える可能性もあるところだったと一安心。


さて本番、お名前を順番に読み上げていき、
そして鴨脚さんのお名前を読み上げるところで
「かもあし様」

読み上げた後で、あ・・・やっちゃった( ̄□ ̄;)!!
鴨脚家は京都でも旧家ですので、知っている方なら知っています「いちょう」さんです。ネットで検索しても出てくると思われます。
当然父も知っていました。が、ついつい口から「かもあし」様と出てしまったらしいです。緊張してたんでしょうね。

父は自他共に認める文化人の博識さん。だからそれが深く深く不覚だったようで、長い間悔やんでいました。
もし私なら別に、あぁやっちゃったなぁ、まぁブログのネタになるなぁ程度の不覚ですが(笑)もともと博識でもないので、別に知らなくても珍しくもないですから。
そう思うと、かしこい(と、まわりに思われている)のも考えものだなぁ・・・
あぁ~よかった(*^―゜)b 私はおバカさんで


ランキング↓にクリック、ご協力お願いします。

人気ランキングへ1票入れる
”FC2ランキングへ1票入れる


昨日はFC2は14位。人気ブログ22位。→ 今日の順位
鳥祭り 最終話 | Home | なれ

コメント

「ことばは変化する」、これは真理です。
現宮司さんの例は、そのいい例です。
以前は正しいと考えられていた用法が現在では誤用とされたり、その逆もかなりあったりします。
誤用とされなくても、違和感ある用法など挙げたらきりがなくなるでしょう。
先代宮司さんの例とは質が違います。知っていて間違うというのは、他人からは分からないですからご本人さんの悔しがりはおおよそ察しがつきます。想像ですが、その場に鴨頭さんがいたとかいうことはないのでしょうね。

2010/07/31 (Sat) 10:14 | Peter #- | URL | 編集
Peterさま

そうですね。古典で使われる言葉の意味と、それ同じ言葉でも現代では違うつかわれかたをするもの結構あります。
ものすごく悔しがっていました。とくに周りからも物知りというか、文化人とみられていたので、その人がこれを間違えたのはよっぽどくやしかったのでしょう。かなり長いあいだ言っていました。

2010/08/03 (Tue) 22:20 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する