お葬式を御奉仕

前々回の記事で、先祖供養という言葉はテレビなんかでちょくちょく聞く、それはお寺やお墓、仏壇でのことだけでなく、神道でもご先祖を祀るというのはあるんです。というか元々は先祖を祀るというのは日本の古くから(神道)の習慣です。
だから神様にお願い事をするのが神社で、ご先祖を祀り供養するのがお寺。ではないですよぉ。と書きました。

ちょうどそんな記事を書いたあとに、昨日は御通夜、今日はお葬式を御奉仕させてもらいましたので、以前にも神主のお葬式について書いていますので、それと重なりますがまぁ続けます。お葬式といえばお坊さんがするものだと思われがちなのですが、神式でされる場合は当然神主がお葬式をおこないます。


昨日に遷霊祭(せんれいさい)
これはお亡くなりになった方の御霊(みたま)を霊璽(れいじ、仏式でいうところの位牌)に遷っていただくお祭りです。斎場の灯りが消され、特殊な詞によって御霊を亡骸から霊璽にお移りいただきます。
この霊璽は亡骸を埋葬した後も自宅でお祀りすることになります。これが前回から話しにでていた先祖を祀るということです。霊璽をお祀りするのはお仏壇ではなく、神棚とよく似ていますが祖霊舎といわれるものです。
本日は
本葬祭(そうさい)
これはいわゆるお葬式です。集まってくださった方々とともに故人にお別れをします。
葬祭のときに奏上する祭詞は誄詞(るいし)ともいいます。辞書でひくと故人の生前の功業をたたえる言葉とあります。
このことからもわかるように、神道のお葬式の場合は、お坊さんのお経と違って一般人でも内容が結構わかります。その人のプロフィールというか、たとえば何年に生まれて、どこの学校を卒業して、どこで働いて、そして誰とどこで出会って、そして結婚、子供に恵まれたのか、仕事ではこんな成果を残した、趣味は何で楽しく過ごした、など奏上します。

亡くなってから式まではほとんど日がありません。当然です、こればかりは予定をくめませんから。神主にしてみるとこの祭詞をつくるのが結構大変なのですが、故人を讃えて残された方々が故人を偲べるように、精一杯の祭詞をつくります。


火葬祭(かそうさい)
火葬場でおこなうお祭りです。

帰家祭(きかさい)
火葬場から家に帰ってきたことを奉告するお祭です。このときは遺骨と霊璽になって帰ってこられています。
シティーホールで葬儀をする場合、家に帰らずにシティーホールに帰ってきて帰家祭を行うことも多くあります。家に帰ってきましたという奉告をするのが本当はいいのでしょうけども。


式の後は10日後に、10日祭、20日後に20日祭、30日後に30日・・・・と続き50日祭で忌明けとなります。


神道の場合、人は死んだ後には守り神となり子孫、その家を護るとされます。
50日祭の後は祖霊舎でご先祖様、神様としてお祀りすることになります。祖霊舎は神棚と同じようなものです。神棚の場合は神社の御札等を納めて祀りますが、祖霊舎は先ほどの霊璽を納めその家の守り神として祖先を祀ります。




ランキング↓にクリック、ご協力お願いします。

人気ランキングへ1票入れる
”FC2ランキングへ1票入れる


昨日はFC2は9位。人気ブログ19位。→ 今日の順位
ロータリー | Home | 虫まつり本編予告

コメント

だまされた…

霊璽(れいじ)ですか…

私は子どものころから「れいじいさま」と言ってました。
いや、確かに祖父母も両親も「れいじいさま」と言っていた!!

そうか…霊爺様じゃなかったのか…。

2010/07/22 (Thu) 20:42 | きみこ #X10G4q5M | URL | 編集
きみこさま

いやある意味、霊爺様でもあっているとも、言えなくもない、と思える可能性は残っています。
きみこさまのご実家はいい環境ですね。
> いや、確かに祖父母も両親も「れいじいさま」と言っていた!!
こういう姿は理想ですよ。日本の家庭の。これからの世の中こんなふうに祖父母や両親の背中をみて育つ子供にしないと。

2010/07/26 (Mon) 22:16 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する