必要ないか?3

前回からの続きです。先に前回の記事を読んでもらうと意味がわかります。


生命が新しく生まれるということ。実はこのこともなんだか普通のことのように思いますが、よくよく考えてみるととんでもないことです。
先ほどから人間がものを作り出すことは、すでに自然界にある素材を加工しているのであって、自分が一から素材そのものを作り出すことはできないと書いています。錬金術や、ファンタジーの魔法のように念ずればポンっと物が生み出すことはできません。(実際の錬金術はそういうものではないようですが)

でも、新しい命だけは人間は自分で一から生み出すことができます。自然界の素材を加工するのではなく、それまで自然界には存在していなかったものを新しく生み出しています。人間に限ったことではなく全生命のはなしですが、人間の場合でいうと母親が子供を産むわけですが、母親の中に最初から子供がいるのではありません。でも母親から子供が生まれてくるのですから「無」から「有」とすることができる唯一の現象だと思います。
無から有へというと先ほどの宇宙が誕生したときの想像を絶するエネルギー、それと同じことですからそれがどれほどのことかというのがわかります。わかりますといっても具体的に想像することはできませんが、ものすごいことなんだなぁと・・・


子供をもつ必要がないという設問に違和感を感じたのはそういうことだからだと思います。で私が思ったのは、子供をもつ必要があるとか、必要がないとかいう発想がでるのは、新しい生命、赤ちゃんをひとつの個体と見ているからなのだと思うのです。
ひとりの赤ちゃんはひとつの個体であるし、私もあなたも一人の人間であるので、ひとつの個体であるのは間違いではありません。
しかし大きな単位でとらえると人間は個体ではあるけれど決して単体の存在ではありません。
どういうことなのか、人間の体で考えるとわかりやすいと思います。ひとりの人間の体は60兆の生きた細胞からできています。細胞はそれぞれが生きている生物で、その60兆の生物が集まってひとつの人間の体をつくっています。
細胞の目線でみると自分と同じ細胞がまわりにたくさんいるわけで、1つの細胞は1つの個体です。自分とよくにたものが他に60兆個存在している。日本の国に1億人の人間が住んでいるのと同じように、体の中では60兆の細胞が暮らしています。人間の体がひとつの国のようなものですね。

でも人間の目線でみると自分の体がひとつの存在です。数は1です。
同じひとりの人間の体を、細胞の目線でみると60兆個ですが、人間の目線でみると1個です。どの目線で見るのか、どういう単位でとえるのかによって、同じものでも見え方が違うということです。

私の体のなかの細胞たちは、脳からの指令にしたがって動いています。右手を動かすときは脳から右手を動かすという指令がいって関係する細胞が働いて右手が動きます。このときに働いた細胞たちに脳からの指令にしたがって今自分が動いたのかどうかはわかっていないのではないでしょうか。細胞は自分の意思で行動をしたのだと思っているかもしれません(擬人化しています)。細胞の単位でみると細胞は自分の意思で行動したと思っているけれど、人間の単位でみると脳からの指令によって関係する細胞が一斉に行動したとみることができます。


この関係を人間にもあてはめてみると・・・
先ほどは細胞を人間の目線でみました、倍率でいうと数千倍の大きい目でみたわけです。人間の目から数千倍の大きな目線でみてみると・・という意味です。
地球という体のなかにいる無数の細胞が、人間ひとりひとりです。細胞もそれぞれが生きた生命でした、それと同じで人間もそれぞれが生きたひとつの生命です。そして細胞が集まってひとつの人体ができあがっているように、人間が集まってひとつの体・地球ができあがっています。地球という体はもちろん人間だけでできているわけではありません、様々な動物、植物、山、海、あらゆるものが集まってひとつの体をつくっています。これらは全て同じレベルの存在です。

まとめると人体の場合、ひとつの細胞は1つの生命・個体であり、同時にひとつの体の一部でもある。1人の人間も1つの個体であり、同時にもっと大きなものの一部でもある。

人間は自分の体をもっていて、周りと比べることができるので個体を意識しすぎるのだと思うのです。これは自分、それは他人、これは別のもの。でももっと大きい目線でみた場合は確かに人間として個々の個体ではありますが、それらは全てひっくるめてもっと大きい存在の一部であり、深いレベルでは全部つながっています。ひとつひとつの細胞も物理的にくっついているわけではありませんが、ひとつの体の一部ですからね、同じことです。

自分が大きな存在の一部である。それに気が付くことがものすごく大切だと思います。すると子供が必ず必要だ、いや必要ない、そういった発想のものではないのだということも。自分たちの子供で、赤ちゃんはひとつの個体ではありますが、生命の営みは個人の個体としてのはなしだけではないんですよね。
さらっと聞き流して欲しいのですが生命が子供を産むということ、生き物がいずれ死ぬというのはもっと大きい目線、深いレベルでみると、大きな存在の呼吸です。地球の呼吸というよりも地球よりももっと大きい地球が浮かんでいる宇宙の呼吸。
私たちが生きていること、死ぬこと、新しい生命が生まれること、これらは、すぅ~っと吸い込んで、ふぅ~とはき出して、呼吸しているその一部。全部つながっているんです。

そういうことを少し考えてみると自分という存在が少しわかるような気がします。
いや、それがを感じないといけませんね。神社に来てもらったときに、ちょっとそういうことを頭に浮かべてもらいながらお参りしてもらうと、感じるかもしれませんよ。


↓面白かったらボタン2つクリックしてください。
たくさんのクリックがあると記事を書く元気がでます (*^―゜)b

人気ランキングへ1票入れる
 a_01.gif FC2ランキングへ1票入れる


昨日はFC2は16位。人気ブログ22位。→ 今日の順位
ひとりじゃない | Home | 必要ないか?2

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する