あのころのように2

前回古いお守りやお札を炊き上げる云々の記事を書いていましたが、途中で台風すぐると結婚式の話題が緊急速報で入ってきたので中断していました。改めて続きをお届けします。


前回の記事で登場した子供。小学校の低学年くらいだと思います。これくらいの頃は好奇心が旺盛でなんでも興味があるようです。そんなあいだにできるだけ多く神社や地域のことなどにふれておいて欲しいものです。
そういう経験が人間として成長していくうえで絶対に必要な心の栄養になるのだと思います。
そんな子供を見ていてふと自分の子供の頃のはなしを思い出しました。
私がちょうどこんな小さな頃のことです。
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神社ではお祭りのときなどに鯛や鯉を神様にお供えすることがよくあります。
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そんなわけでお魚を調達してくださる方とはお付き合いがあります。お祭りがすんで神様にお供えした後は、人間がそれをいただきますので、お魚をさばいてもらわないといけまえんし。
ちなみにお供えしたものを人間がいただく。これ「おさがり」です。
神様にお供えしたものが下がってくる。から「おさがり」

お兄ちゃんの服を弟が着るのも「おさがり」。それとイメージとしては似ているかもしれませんね。
さていつもお魚を仕入れてきてくださったり、おさがりとして下げたお魚をさばいてくださっていた馴染みの仕出屋さん。
私が小さいころいつもお祭りの後はお魚と一緒に、その仕出屋さんについっていたようです。それでその仕出屋さんの調理場で、お魚をさばいてお刺身にするのを横で見ているのが好きだったとか。

ちょっと大きくなって小学生になってからは、仕出屋さんまでお魚を持っていき、出来上がるまで待ち、出来上がったお刺身を持って帰ってくるお使いもしていました。

そんな子供の頃の私も、先日の小学生と同様に好奇心旺盛な少年だったようで、お魚をさばいている仕出屋の板前さんに、
「なぁ~、おっちゃん。このお魚はなんていうの~?」
とか
「この魚、目が3つあるでぇ~」
とかいろいろ聞いていたそうです。私ははっきりとは記憶には残っていませんが・・

ただ、正月にお使いにいったときは、仕出屋のおっちゃんがいつもお年玉をくれるというのははっきりと記憶に残っていますが(=^_^;=)ゞ 


さてしばらく経って、小学生高学年、中学生くらいになるとお魚と一緒に仕出屋さんについていくことはなくなりました。忙しいからと頼まれてお魚を仕出屋さんにたまぁに持っていくくらいでした。
ちょうどそのくらいの年齢ですと、はずかしさとか、思春期とかいろいろあるでしょうから、
「なぁ~、おっちゃん。このお魚はなんていうの~?」
などとは言わなくなっています。お魚をさばいている間、黙って待っています。出来上がったら「ありがとうございました」とお礼を言って帰ってきます。


後から聞いた話しですが、仕出屋さんが私の祖母に聞いていたようでした
「ワシなんか嫌われることしたんやろか?」と
ついこの間までなついていた子供が、しゃべらなくなって、ありがとうございましたと丁寧な言葉遣いになったので嫌われたのだろうかと思ったようです。


この方には長いあいだお世話になっていまして、私が宮司になってからも相変わらずお願いしていました。そんな子供のころからの私を知っておられるのですが、それが今や宮司になっているのですからね。どんな思いで見ておられたのでしょうかね。
その仕出屋さんも昨年お店をたたまれました。

時は全ての人に平等に流れていくのですね。
先日の大きなフライパンの小学生を見ていて、こんなはなしを思い出しました。


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コメント

読んでいて納得したり、不思議な気持ちになりました

みんな平等に歳を重ねるんだなぁ…って考え始めたら、

私たちは生かされているんだなって感じました

昨日のコメントの返事ありがとうございます

お話したのを覚えてくださっていて嬉しいです

私は普段からデジャブや正夢やら、

よく不思議な体験をしますが、

神社を入って左手にも出入口か何かがありますよね?
そこを見た時、デジャブしました!

ここ、

来るべくして来たんだな…
って思ったら嬉しかったです

今までで一番清々しくて居心地のいい神社でした

2009/10/12 (Mon) 05:22 | あかりん #- | URL | 編集

そうして小さい頃から知ってくださっている方がいらっしゃるということは本当にありがたいし嬉しいことですね。
地域のつながりというもの、そういうつながりがずっとつながっていたんだなあ、って感動します。
今そういうネットワーク、循環がないからこその閉塞感。地域で皆が声かけあって互いに子供たちを育んでいけるようになれるといいな、と思っています。

2009/10/12 (Mon) 10:05 | Yumiko #- | URL | 編集

じゃ、前の記事の男の子がある時期をさかいに、なついてこなくなったら「あ~この子もそんなお年頃か…」と感慨深くなるかな、それでもちょっとは淋しいでしょかね^^
あ、そいえばうちの職場のちかくにもお子がいて、昔はよくなついてきたんだけど、中坊になってわたしの背を追い越したあたりから、なんだかふつーのお客さんみたいな顔してやってきては本買って去っていくようになったわ。時のながれを感じます。
はっ、てことはわたしもかくじつに年を…!Σ( ̄ロ ̄lll)

2009/10/12 (Mon) 19:51 | なな #XrwkbYLc | URL | 編集
鯉もお刺身で・・・?

食べるのでしょうか?
こちらでは鯉を食べる習慣!?は無いように思います。
“鯉こく”とか聞いても????
どんなお味なのでしょう?

2009/10/13 (Tue) 11:35 | Bako #1jhbtX.k | URL | 編集
あかりんさま

生かされていると感じることができたなら、それは神様に愛される直前ですね。もし私のものを読んでもらってそうやって感じてくださったなら、すごくうれしいですね。

左手に出入り口あります。
来てよかったと言ってもらえるように、しっかりもりしていきます。

2009/10/15 (Thu) 22:41 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
Yumikoさま

そう、絶対に地域のつながりネットワーク、循環は必要ですもの。
昔は子供は地域で育てるものという意識があったもだと思います。子供は全体の宝、というようなものですね。
そういことを私はなんとかできないかなと考えていまう。

2009/10/15 (Thu) 22:45 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
ななさま

たぶんなついてこなくなったら、そう感じるのでしょうね。たしかにちょっと寂しいかも。

(笑)そりゃぁ確実に年を取っていますって。
私もずいぶん歳をとったなぁと最近おもいます。

2009/10/15 (Thu) 22:47 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
Bakoさま

鯉お刺身にしますよ。たしかこりこり感もあっておいしいと思います。(たしかっていうのは最近食べないので忘れています)
というのは最近は鯉は供えていないんです。以前鯉ヘルペスがあって鯉が手に入りにくいときがあって・・それいら代わりのものを供えています。

2009/10/15 (Thu) 22:50 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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