子供はだれのもの2

たしか動物学者の方のインタビューだったと思います。
サルと人類(類人猿)の子育てには違いがある。
サルは子育てを個人(個サル??)でおこなう。
人類(類人猿)は集団でおこなうと。

サルは群れの中で母親が個別に自分の子供だけを育てるのに対して、類人猿は群れの中で協力して子育てをおこなうそうです。

類人猿は子供は群れのもの、自分たち全体のものという認識のようです。
人間もそうですね。もともとは村で協力して子育てをしていた。子供は社会のものという認識だったはずです。
子供が3歳、5歳、7歳で七五三詣の習慣がありますが、7歳のお祝いが済むまでは子供は神の子(社会のもの)であったと考えていた地域もあります。まぁこれらは昔は死亡率が高く成人するまでに多くの子供が死んでしまったからでもありますが。


ほんの数十年前までは地域全体で子育てをしていたのだと思います。
地域全体で大人たちも子供を見守っていたし、叱ったりしていたと思います。
私も子供のころは近所のおじちゃん、おばちゃんに叱られてり、声をかけてもらっていた記憶があります。
さて現代ではどうか。
残念ながらそういう社会全体で子育てをするというのはなくなっている気がします。いろいろな問題があるからなのでしょうが、今へたすると子供に声をかけるとつかまるかもしれませんものね。

社会で子育てをしなくなっているということはどういうことかというと、個人で子育てするということです。
サルに逆戻りしているということ。


これはおそらく現代は個人というものを主張しすぎているのだと思います。ここ数十年のはなしでしょうが個を主張しすぎてサルに退化しているのだと。
なるほど。面白いなぁと。

それから家族の関係というものも動物のそれよりも退化してきている。
家族とは自立しても切れない関係。動物の子供は一定の期間が過ぎるときちんと自立します。サルの世界でもきちんと自立しますが、家族という関係は切れないのだそうです。

これを聞いて思いました。現代の人間は・・・
家族という関係を誤解しているのではないか。くっついていないといけないものだと誤解しているのではないか。
親離れできない子供。子離れできない親。
家族の関係というのはそんなものでなく、くっついていなければいけないものではなくて、それぞれが自立して離れても切れないものです。

親を殺す子、子を殺す親、子供の虐待、いろいろな問題が噴出しているのもなんとなくうなずける気がします。



歴史上の人物の言葉だったと思うのですが、君子の友人関係というものは・・・
君子の友人関係は肩を抱き合って、ベタベタ親密さをアピールしたり、そんなことはしない。普段はごくあっさりとしている。しかしいざ何かあったときは一命を投げ打ってでも力になる。
そんなものだと。


私もその通りだと思っています。
家族の関係も同じですよね。



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続なかとみのかたまり | Home | 子供はだれのもの

コメント

今本当に、地域のみんなで子育てをと言う意識や関係が薄くなって来ていますよね。
都会であれはあるほど、お互いが疑心暗鬼の中で子育てして、煮詰まってしまい挙げ句の果てに虐待やネグレクトなど悲しいことになっています。私もこれからこの問題に真正面から取り組まないといけなくなりますが本当に、子供は誰のものか今一度じっくり考えるのが大人の義務のように思います。

2012/02/18 (Sat) 21:34 | 見古都 #- | URL | 編集
見古都さま

なんとかしたい問題ですよね。
見古都さまはそういう場にかかわられる方ですから、ぜひ真正面から向き合っていいほうに向けていって欲しいと願います。わたしも私の分野でしっかりやっていきたいと思います。

2012/02/20 (Mon) 22:10 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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