別世界

先日から行っていた参集所の解体工事が完了しました。

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今まであったものがなくなって、そして夕陽が目にしみて狛犬もなんとなく寂しげです。


建物がなくなってみると建っていた面積は案外狭かったんだなぁというのが感想です。
しかし建物がなくなって太陽のひかりがサンサンと降り注ぐようになって、境内がとっても明るくなりました。
おどろくほどです。
以前なら今の時期は夜7時には薄暗くなっていました。外はまだ明るいのですが、境内は木々に覆われていますので、外よりも早く暗くなります。それが建物がなくなってからは7時20分ころまで明るいままです。


建物がなくなって、いままでは立つことのなかった場所に立ち、境内の景色を見ました。

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( ̄Д ̄;)別世界でした
私は三十年この境内を見ていますから隅々まで知っています。目をつぶって歩いても一周できるのではないかと思います。
そんな私ですが、この景色は違う神社のようでした。

080723SN330030.jpg


はじめて見るかたや、たまに見る方は、この風景も
「ふぅ~ん。こういう神社なんだ。」
という感じで見えることでしょう。

私は全ての角度から見える境内の景色を知っていますので、今ままでではありえない角度から見えるこの景色が見た事のないもの、全く違う神社に見えました。
同じものを見ても見る角度によってここまで違うのかと改めて実感です。


私は神道のはなしをするときによく言うことがあります。
同じものであっても見る人によっては違うものに見えることがある。

神道は八百万(やおよろず)の神々を祀ります。八百万というくらいですからたくさんの神様がおられる多神教といわれます。これは自分達の国の神様の他にも、他の国の神様も認めるということです。仏教が日本に入ってきたときもそうでした。

これに対して一神教とは絶対的な神がただひとりおられる。神は唯一で絶対的な正義である。その他は認められない。

しかし他を認めないということは、Aという絶対的な神を拝む人々にとっては、Bという神は悪となります。しかし逆にBという神を拝む人々からすると自分達の拝む神であり悪だなんてとんでもない。そんなことをいうAを拝む人々はけしからん。ということになります。


現代の世界の問題もこういうところが大いにあって、「正義のための戦争」という大義名分があってもそれは片方にとっての正義であって、相手には相手の正義があるということ。
それをお互いがわかり合わないとここまで発展した現代の諸問題は解決できない。
これは自己の神も尊いが、他の神もまた尊い。と他を認めることができる神道の精神が必要であるということです。


神の国 日本に生きる私達は、こういう神道の精神を世界に向かって発信していかなければいけないと思っています。これからの21世紀は環境問題、地域紛争、などなんでもこの神道の精神が必要になります。
神主は人々にそういうことを思い出してもらえるように、もっとはっきりと発信しなければいけないと思っています。とりあえずはマイブログで発信してみま~す。



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大漁だぁ | Home | ごめんよ僕がバカだった

コメント

こんばんは。
境内が広くなったんですねぇ・・・明るいとなんとなく変な気分になるものです。うちも台風一過の朝に何本も木が倒れて日の射す境内になってしまいました。過ぎ去った台風と入れ違いにやってこられたのは材木屋さんでした(-_-;)絶妙なタイミング~。
寂しげな狛犬ちゃんが早く元気になりますように☆
それにしても御神木の「氣」が物凄く伝わってきます。

2008/07/23 (Wed) 22:04 | のりすけ #- | URL | 編集
ほんまに別世界

全く違う神社みたいになってしまいましたね。
榎木の御神木も、ちょっと寂しがっておられるかも知れません。

八百万の神々の考え方は、諸外国には理解できないのでしょうか。それとも「あなたは正しいが、私も正しい」という、相手のことを受け入れることができないほど心が狭いのでしょうか。

2008/07/23 (Wed) 22:35 | 阿修羅王 #QmhNi1cU | URL | 編集

これは素晴らしい事です。
本当に宗教戦争などは私達日本人には理解し難いものです。あ、こういう考え方もいけないのかも(笑)
しかし一方的に信じているものを押しつけるのは、やはりフェアじゃないと思いますよ。
フェアかフェアじゃないか…ここにポイントを置いて、私は外国の方々に話していますよ。その方が解かり易いみたいですからね…
正義についても同じように子供達に話してますね。
それぞれの正義がある…これを基本にまず歩み寄らなければならないと思いますよ。
ただ「正義」について個人の持つ「意見」や「価値観」と一緒にして考えてしまうと、キリがありませんよね。だから争いが続く。悪循環です。
何が正義で何が悪かは、本当に個人で違うと思います。だからと言って悪をそのまま容認してしまうのも違うと思いますね。あくまでも日本人として考えた時、これはしてはいけないというルールみたいなものがあるはずです。せめてそういう基本的な事だけでもはっきりと子供達に伝えていきたいと思いますね。
シンプルに考えて大きく歩み寄る…私達日本人はそういう事ができる数少ない柔軟性のある人種だと私は信じたいですね。

2008/07/23 (Wed) 23:23 | ウダム #- | URL | 編集
相手を認めること

以前に読んだ某コミックで、人付き合いを分かりやすく例えた場面があり、今でも好きな表現があります。
要約してるので、私の主観も少し含まれますが…

人は色がついたガラスのコップです。様々な色や形があります。
Aという赤いコップとBという黄色いコップがあります。仲良くした部分は色が重なって、相手を認めたオレンジ色になります。でも形が違うので全部オレンジ色にはなりません。そこはお互いの譲れない部分です。

いろんな色ができあがります。黄色が青色と重なれば緑色という新しい交流ができます。
では、3色も4色も重なった部分は黒く濁ってしまうのか?

それは人間関係は深みを増していく、と捉えるのです。

という内容です。
当時、自分と全く違う価値観の人との精神的な距離感というか感情処理に悩んでいた時期だけに、
「全部認めなくてもいいんや。自分だけが、しんどくなってたらあかん。」
と心が軽くなりました。

すみません、久しぶりに語ってしまいました。

2008/07/23 (Wed) 23:59 | さとみっく #- | URL | 編集
のりすけさま

こんばんは。
かなり明るくなりました。一箇所から光がはいってくるとこれだけ違うのかと思いました。うえを大木に覆われていますから。
氣がつたわりますか。狛犬のもの寂しげな気もつたわりましたか?

2008/07/24 (Thu) 22:00 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
阿修羅王さま

こんばんは。
あ!やはりそう思いますか?ふたがしまっている?のと開いているのではずいぶん違うのですね。
諸外国にも八百万の神々という概念は受け入れらはじめている、というか今もっとも注目されています。これからの時代に最も必要であると思われているのですから、心が狭いということではないはずです。

2008/07/24 (Thu) 22:02 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
ウダムさま

こんばんは。
なるほど、フェアかフェアじゃないかですか。外国の方にはわかりやすそうですね。
それぞれに正義があるということを理解することは絶対に必要です。立場、見方、時代、それぞれによって変化するものです。しかしそれらに左右されないものも存在します。それは真理とよばれますが、それにそって生きることが宗教の目的でもあります。本来はそういうものであるはずなのに、その宗教が原因で争いが起こっていることも事実です。
身近なトラブルと同じでほんの僅かなボタンの掛け違いから始まっているはずですけどね。歩み寄ることが大切なんでしょうね。

2008/07/24 (Thu) 22:07 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
さとみっくさま

こんばんは。
そうですね。お互いが重なる部分を探すことが大切ですね。
同じですよね。相手には相手の正義があるのですが、それを全て丸呑みするかというとそうではないですものね。こちらにはこちらの正義もあるのですから。
そこで重なる部分を探すことが重要になると。

2008/07/24 (Thu) 22:10 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

写真の御神木を見ていると
なぜだか,瞼,が閉じようとして
瞼だけ閉じて瞳は開いたまま
動けなくなりました

2008/07/26 (Sat) 14:25 | るる #- | URL | 編集
るるさま

こんばんは。
なぜなんでしょうね。満天の星空、深い山間に入ったときなど声を出すのも忘れる、そんなときももしかすると同じようになるのかもしれませんね。

2008/07/26 (Sat) 21:24 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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