大きなのっぽの古建物

今の神社の境内施設、建物はおおよそ昭和の初期に整備されていますので、70年程を経てそろそろ傷みが目立ちはじめ改修が必要な時期にさしかかっています。
そのため平成23年に境内の改修事業をおこないますので現在準備をしています。そのなかでも最も大掛かりになるのは参集所の建て替えです。

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計画では平成23年に実施する予定でしたが、もともと傷んでおり屋根瓦が崩れかけていたのですが、梅雨の雨によって崩れてしまい参拝者や、周囲の民家に危険な状態となったため急遽、今週の月曜日7月14日から解体のみおこなっています。

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凝ったつくりで立派な建物でしたので残すところは残したかったのですが、なかなかそれも難しく全部解体としました。そのなかでも屋根瓦は残すことになりました。あまりにも大きく立派で、今もう一度これだけのものを作るのは大変だということです。

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屋根の上にのっているときはさほど感じませんでしたが、下へおろしてみると非常~に大きい!!顔4つ分くらいの大きさでしょうか。よくまぁこんな大きいものが屋根の上にのっかっていたものだ。
大工さんや、瓦屋さんたちも立派なものだなぁと驚いておられました。以前聞いたはなしですが明治に建てられた当初はもっと大きな瓦だったそうです。それを割れたためつくりかえたときに小さくなったそうです。参集所はエノキの大木の下にあります。ですから枝が折れて落ちてくると瓦は当然・・・割れます・・・

大きくて、かなり重いもの、そして条件の悪いことに屋根は傷んでいるので危険。瓦屋さんも解体の方も苦戦しながら機械をつかって下ろしてくださいました。ありがとうございます。

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この参集所は昔から地域の方々に解放していました。先日の記事で登場した境内でひらかれていたいろんなお教室。そろばん教室、書道教室、お裁縫、日本舞踊、お花、絵の教室などすべてこの参集所でおこなわれていました。
一番最後まで残っていたのはそろばん教室でした。これは子供向けの教室で、昨日の落書きのホシはこの教室に通う子供たちです。しかし徐々に地域の子供の数も減っていっていましたので平成の初めころで終わったと記憶しています。
それから約20年近くは年に1回神社の祭りの際に使うだけで普段は使われていませんでした。

私は地域にこういう場があることは大事だと思いますし、できれば新しくできる建物も同じように地域に解放して使ってもらいたいと思っています。
ちなみにこの改修事業に広く寄付を募っているのですが、賛同して協力してくださる方々には
「昔ここの教室に通っていた」
「子供のころここでよく遊ばせてもらった」
そういう方が多数おられます。今は引っ越して遠くで暮らしている方でも同じようにおっしゃって助けてくださる方もおられます。ありがたいことです。

ちょっとだけ明日へ続きます


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想い出 | Home | 落書き

コメント

先日の記事で現在の集会所が気になったのですが、
なるほどやはりそういう事情だったのですね。
あ、これがあのエノキさまのつめをきったぐらいという枝ですね。

2008/07/15 (Tue) 20:17 | るる #- | URL | 編集

鬼瓦とかは、最近手作りで立派なのを作っている職人さんが減っていると聞きます。
神社というものは、職人技の宝庫ですね

2008/07/15 (Tue) 21:08 | こたつ #- | URL | 編集
寄付した瓦

これらの立派な鬼瓦はまた再生されるそうでよかったです。
もし処分されるようなことであればぜひ一枚お譲りくださいませとお願いするところでした。
5,6年前になるのですが奈良の東大寺の新しい一枚の瓦になるという瓦の裏に娘たちと名前を書き(これ落書きかも?)寄付したことがあります。
未来の人がこれ(書いたもの)をみるかも知れないんだねーと感慨にふけったのを思い出しました。

2008/07/16 (Wed) 01:09 | ヘルブラウ #pDmV/urE | URL | 編集
るるさま

こんばんは。
これはエノキの枝ではありません。
参集所の垂木(たるき)です。屋根を支える柱で社寺建造物ではいろんなものがあるようです。
これはけっこう太いものです。でも爪を切ったくらいの枝もこれと同じくらいの大きさだったかな。いやもっと大きかったかも

2008/07/16 (Wed) 21:49 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
こたつさま

こんばんは。
ホントに減ってきているようですね。需要もないから質もどんどん落ちてくるし、材料も需要がないから質が落ちる、質が落ちるとさらに需要も減る、そんな連鎖もあるようです。
神社には昔の技や素材が残っていますものね。
できるだけ残したいと思うのですが、経費は目が飛び出るくらいかかりますから・・・

2008/07/16 (Wed) 21:52 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
ヘルブラウさま

こんばんは。
瓦すべてではないですが、なるべくは残しておいて次に使いたいと思っています。
おぉ!東大寺の瓦を寄進されましたか。未来の人がみるかもしれないと感慨深いものがあった・・・そういう感じ方もありますね。そして自分の瓦がこの先、自分がいなくなったあとも長い年月東大寺を支えるとおもうとこれもまた感慨深いですね。

2008/07/16 (Wed) 21:57 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

おはようございます。
早とちりで失礼いたしました。
想い出の塊がなくなるのはとても寂しいことですが。。
時代の代わり目がきたと。。
これから!ですね

2008/07/17 (Thu) 06:44 | るる #- | URL | 編集
るるさま

こんばんは。
ふふ(*^ー゜) 大きさは同じくらいですよ。
ちょうど切り替わりの時期にさしかかっているのだと思います。今回の工事だけでなくほかも次々に傷みが出てきていますから、休むまもなく次から次に修繕などしていかなければいけませんし。
建物や設備といった物理的なもの以外にも、変わり目に来ているなぁと思うことよくあります。こういうやりかたではもう無理な時代なんだなぁ・・とか

2008/07/17 (Thu) 21:53 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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