2008.06.17 Tue
化粧直し
丹塗りとはようするに神社の社殿や、鳥居があざやかな朱色で塗られていますね。朱色で塗ることを丹塗りといいます。
あの朱色の原料が『丹』ですから丹塗りといいます。ちなみに『丹』とは別に『朱』があって『丹』に『朱』を混ぜていくと赤系が強い朱色になります。
さて昨日は社殿の塗り替えを行います。と神様に報告する祭典を行いました。今日から実際に塗り替え作業に入ってゆきます。
なのですが話は少しさかのぼります。今回この塗り替えを行うようになった経緯を少しおはなししますと、まず今回この塗り替えはウチの神社でするのではありません。美術的価値のある社寺建造物を保存しようという協会があり、そこが実施してくださいます。
その協会では社寺建造物を修復、伝統技術をもつ職人を育成するために研修を行っておられます。その研修の最終仕上げに実際に実物で作業を行うということです。
そういうわけですので、その保存協会ではそういう物件を探しておられたようです。もちろん神社やお寺であればなんでもよいと言うわけではありません。伝統の本式の塗りでなされている社殿でなければならず、またそれがある程度の歳月が経過して塗り替えの時期が来ているもの。
と結構条件があるのでした。最近では化学塗料を使用したものが多くなっていますので、神社やお寺であっても本式の塗りでされているところは減ってきているということでした。
で、本当は本殿を全て塗り替えられればいいのですがなにせ研修ですから時間に限りがあります、今年は本殿のまわりの垣だけを行い、来年、再来年とかけて全体をするということになりました。

さて今日はまず残っている古い色を剥ぎ取る作業をされていました。

一旦すべて剥ぎ取ってから新しい色を塗るということでした。

古い色を剥ぎ取ると粉になって飛び散るため、講師のベテラン職人さんが養生をされいます。粉は微粒子なので遠くまで飛んであたり一面真っ赤になるので完全に養生するのだとか。

表面は年月の経過によって色がくすんでいましたが剥ぎ取ってみるとあざやかな色が出てきました。最初はこんな色だったんだなぁと。

ピンク色っぽいほうが今までのほう、オレンジっぽいほうが剥ぎ取ったほう。
明日から新しい色が塗られてゆきます。
美しくなりますよ〜にm(_ _)m
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FC2ランキングへ1票入れる| 神社のはなし | 21:39 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

伝統を残すのも大変な世の中になってきましたね。若い担い手のため、お稲荷様も一肌脱いでくださっているわけですね。
材料はどうなんでしょうか?以前、桧皮葺も原料が手に入りにくいと聞いた事がありますし・・・
政治も、わけわかんないムダ遣いするくらいなら、こーゆーことに助成金をもっといっぱい出したっていいのに・・・
| こたつ | 2008/06/18 09:55 | URL | ≫ EDIT