2008.06.09 Mon
ご神体
父親が亡くなったので父の家を処分することになったのですが、父が自宅に社をつくり神様を祀っていました。自分の家では社をつくって祀ることはできないので神様に帰って頂こうと思いますのでその祭りをお願いできないでしょうか。と依頼されました。
このように自宅の社に神様を迎えて祀っていることがありますが、邸内社といったり屋敷神といったりします。
神社で受ける御札や御守りは神様の力のこもった神聖なるものです。それ自体が神様ではありませんのでこれらは古くなると新しい御札や御守りにかえます。
これにたいして自宅で神様を祀るということは神様がそこにおられるということで家に神社があるということです。
神を迎えて祀るということは大変なことですから決して粗末にならないようにしなければいけませんし、祀ったあとは簡単にホイホイとやめるのは失礼きわまりないことですからしっかり続けていかなければいけません。
本人がなくなった後もその子供や孫がまもってゆくものですが、引っ越しをする、商売を廃業するなどの事情がある場合は致し方ないこともあります。
一般的に自宅で神様を祀る場合は(神社でもそうですが)ご神体があります。神様の御霊(みたま)に遷っていただくものですが、これは鏡の場合もあれば、神剣の場合もあれば、勾玉の場合もありますし様々です。
特別なものをおかないこともあります。自然そのものがご神体である、山自体がご神体である、海がご神体であるなどがそういう場合です。
と今はこの映画批判をするわけではないのでここではスルーしておきます。
はなしを戻しますがご神体はさまざまであり、また神社の場合は恐れ多くて気軽に見るものでありませんので一般公開もありませんし、その神社の神主であってもごく一部の限られた神主しか見ることはできません。神主さんにたずねてもご神体はなんなのかは知らないことのほうが多いのです。
で先日のお宅では「事代主命(コトシロヌシノミコト)」が祀られていました。
その方のはなしによるとお父様が九州のどこかで授かったそうだと。それを京都へ出てくるときにもご一緒していただいたということでした。
それでこのご神体は石。人の加工の手が加わっていない自然石ですがお地蔵さんのような形の石でした。そういう不思議な形の石をみて何かを感じたお父様が神様をお迎えするご神体となさったようです。
祭典では長いあいだその家をお護りくださったことに感謝申し上げて、今回こうこうこういう理由で家を取り壊すことになったので、神様にもお帰りいただくことを報告しました。
祭典が終了したのちその石には神様はおられませんが、社をつくるほどの場所はないが自分の家の庭でせめて雨のかからない場所にでもおいておきたいということでその方が自宅へ持って帰られました。
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FC2ランキングへ1票入れる| 神様のはなし | 21:27 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

御神体
いいお話にじんと来ました。
その方は、もしもお社を建てる場所があれば、きっとそのままお連れしたかったのでしょうね。大事に持って行かれたお地蔵さまのお姿をした石、その方のお庭では、ご家族の心でを受けて、新たに神様が降臨されるのではないでしょうか。
なんか、そんな気がします。
| 阿修羅王 | 2008/06/09 21:37 | URL | ≫ EDIT