2008.02.01 Fri
神国
神のすがたと 見つつ怖れよ
(卜部 兼邦『兼邦百首歌抄』より)
この歌は室町時代の歌ですけれど、日本人の考え方の根本があらわれていると思います。
これは言葉を変えると「八百万の神々(やおよろずの神々)」であり、それは神道です。
先日の記事で環境問題についての話題がありましたのでこの歌が思い浮かびました。
我々の国はこういう国だったはずなのです。
この考えかたなら今世界で起きている環境問題というものはありえないのですが、残念ながら現状は違います。
以前の記事でも書いているはずですが(いつ書いたかは忘れました)自然と人間の関係について。
先進国と言われる国で多いのは自然は征服する対象であり、自然を征服して人間の生活しやすい環境をつくるというもの。(すべてとは言いませんが多い)
日本はというと最初に紹介した歌のとおりです。
我々が生きるこの世界は木や草一本にいたるまで神が宿るものである。その中だから人間は生きてゆけるのであり、自然に感謝し敬うというものです。
歌の最後の「見つつ恐れよ」この恐れよは、単純に恐がりなさいという意味ではなく、畏敬(おそれ、敬う)です。
この「恐れ」はよく祝詞で使われます。たとえば
掛巻モ畏キ天照大神ノ大前ニ恐ミ恐ミ申ス
カケマクモカシコキ「アマテラスオオミカミ」ノオオマエニカシコミカシコミモモウス
これは天照大神様に声に出して申し上げるのも恐れ多いことですが、畏まって申し上げます。
というような意味ですが、上の歌もこういうような使い方ですね。
癒しといって自然に触れたいなどということもあるように、自然と切り離されては正常には生きてゆけないということです。
この話題になると必ず言うのですが(以前の記事でも書いていますがどこかは忘れた)、最近の言葉の「地球に優しく」と言う言葉が私は嫌いです。
この言葉が今の問題を作った背景をよく表していると思います。
「子供に優しく」、「犬やネコ動物に優しく」これはよいことですし正しいと思います。
自分と対等、自分より力の弱いものに優しく。
これが「地球に優しく」、そういう言葉が出てくるのが人間の思い上がりだと思うのです。そもそも人間は地球があるおかげで生きていられるのですから。まず地球が先にありきです。
まさに、「神のすがたと 見つつ怖れよ」です。恐れ(畏れ)敬い、感謝、謙虚です。
この日本的な思想、神道の思想がこれからの社会にもっとも必要になるだろうとおっしゃっておられたのが20世紀最高の物理学者アルバートアインシュタイン博士やトウィンビー博士。
まず私たちが自分たちの国の心である神道について思い出してみるのは大切だと思います。
ということで
「神道」とはなんだ?
長くなったので今日はここで区切ります
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| ひとりごと | 23:19 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

初めまして。
こちらのサイトに度々訪問いただき、ありがとうございます。
私も昔、長い間京都に住んでいて、神道の不思議を知りました。
このブログはとても懐かしい感じがします。
それから、
勝手ながら、こちらでリンク張らせていただきました。
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| 紅月スナイパー | 2008/02/02 01:18 | URL | ≫ EDIT