2008.01.22 Tue
たいぞう
年末に一度電話があったのですが、そのときに父は3年前、平成17年に亡くなっています。と伝えると一度挨拶がしたいということでした。
それで年があけて神社が正月の忙しさから平常にもどったころを見はからっておいでになったようです。
正確にいうとその方の甥子さんが父と懇意にしていて、神社のこともいろいろと手伝ってくださっていたようです。そんなことですのでおいでになったのはご高齢の方でした。
私はその甥の方とも面識はありませんが母がお会いしたことがあり、その方はよく思い出話しにも登場しておりました。
父もその方もまだそこそこ若いころだったそうですが、その方がおっしゃったそうです。
「君は毎日毎日、境内を掃除したり毎日同じことの繰り返しの人生でかわいそうだな」と
その当時は父も言われたことと同じような事を感じていたのかもしれません。
しかし時を経てから二人で話したと
「毎日こうやって同じように掃除ができる。こんなありがたいことはない」
その方も「これがこんなに幸せなことだったとは気が付かなかった」
と
それがコレ。

高山泰造 作、筆硯童子像
右手に筆をもち、左手に硯をささえる童子の姿を筆硯童子という。仏教で諸天体のうち武装形、女形、神形、鬼形、天人形等とともに童子形がある。仏、菩薩、諸天などに随伴して、その所持するものによって行動してその役目を随行するのである。この童子は書道上達の役をしめし、あわせて一般芸能の精進と和平欣求の象徴である。
(解説より)
いきなりお持ちになって納めてくださいといわれても・・・だったのですが、遠方からおこしになったこと、ご高齢のためあまり話しもできず、とりあえず受け取ることになりました。
さて、どうしたものか・・・
と思っているときに、目の前にかけてあったカレンダーが目に入りました。

日本画家の皆川千恵子先生がくださったご自身の作品のカレンダーです。
よくお越しくださる阿修羅王様のブログで下鴨神社の大絵馬の写真が紹介されていましたが、この先生が原画を書いておられます。


私はいろいろな絵馬を集めています(というより父が集めていました。他にもいろいろなものを収集していたのですが、私はなぜかコレだけなんとなく引き継いでしまった)。毎年この皆川先生が自分の書いた絵馬や作品などをくださいます。
父は文化芸術の大変好きな人でしたので、皆川泰蔵先生と親しくさせていただいておりました。先生がお亡くなりになってからも皆川千恵子先生にお世話になっております。
高山「泰造」先生の像のことを考えながら、皆川「泰蔵」先生のことが目に入ってきたので、
「あぁ〜。この筆硯童子像は来るべくしてここに来たのかなぁ」
なんて思いました
たいぞう違いですけどね
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| ひとりごと | 20:49 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

夜中に徘徊中です。
下鴨神社の絵馬はいつも巨大さに驚き、でもとても感じのよい絵柄なので大好きです。ブログを始めてやっと紹介できるようになって嬉しく思っていました。
皆川先生が原画を描かれるというのは過日神主さんにお聞きしたところですが、このような綺麗な舞妓さんの画も描かれるのですね。日本画はとても好きなのです。
神社に仏教関係の像が持ち込まれるというのも珍しいお話だとは思いますが、やはり何かのお導きなのでしょうね。最後はここに帰るべくして帰ってきたのでしょう。きっと亡くなったお父様も喜んでおられると思います。筆硯童子像も神主さんをお守りするためにここに来ることができるよう、何かが働いたのかも知れません。
何はともあれ、私にはお父様の形見が還ってきたような印象を受けました。
| 阿修羅王 | 2008/01/23 02:54 | URL | ≫ EDIT