2008.01.10 Thu
隠し味
御祈祷の簡単な流れは
1、 お祓いをする『神と接するわけですから清めないといけません』
2、 祝詞を奏上する『祝詞は言うのではなく奏上、かなでるものです』
3、 玉串拝礼する『神に玉串を供えて拝みます』
4、 直会(なおらい)『御神酒(など)を頂く』
おおまかな流れはこういうものですが、今日は最後の直会(なおらい)についてちょっとつついてみます。
直会これは「なおらい」とよみます。
地域のお祭りの後なんかに皆で集まってお酒をのんだり、ご馳走を食べたりすること あると思います。これも直会です。これは雰囲気的には足洗い、(←これ全国的にいいますか?)打ち上げ(←これは全国共通の言い方ですよね?)みたいな感じではありますけれど。
御祈祷もそうですが祭りでは、神にお米やお酒など他にも諸々お供えをします。この祭りで神に供えたものを(神様が召し上がったものと同じもの、だいたい御神酒の場合が多いです)祭りの最後に自分も頂いて神様の御力を頂く、自分の体内に取り入れて御加護を得る。というような意味があります。
またもう一つ、御祈祷や祭りではまずお祓いをして身を清め、そして神前で神と時間を共にします。神とともに過ごすという非日常の世界に足を踏み入れているわけです。
だから祭りの最後に直会(なおらい)を行いもとの日常の世界に戻る(直る)必要があります。
神と時間を共有する場から元の生活へ戻るための、神懸りからもとの状態へ戻るための、儀式というような意味もあります。
ちょっと違いますが催眠術にかかっている人が指をパチンと鳴らすと元に戻るというような感じと思ってもらえばわかりやすいかもしれません。
さてお正月のあいだたくさん御祈祷をおこなっています。直会で御神酒をたくさんの方にのんで頂きました。
ここで、以前から不思議に思っていたことがあるのです。
御神酒をのんだ方でお酒の好きな方は
「あぁ〜。おいしいお酒だ」とおっしゃいます。
もちろん神様に召し上がっていただくものですから美味しいお酒のはずです。そして御祈祷のあとであれば神前でのむわけですから、より一層おいしく感じるのでしょう。
これはわかります。
こういったように神前でのむ以外にも御神酒を頂くこともあります。祭りのあとに皆であつまって飲むようなとき、足洗い、打ち上げのようなときです。これも直会ですが。
御神酒そのものも、もちろんいろいろあります。
参拝者が「これをお供えしてください」と酒屋さんで買ってきたお酒。これを神様にお供えをしてその後に、要するに神様の飲んだ後のお酒と、お店で売っているお酒。同じ銘柄であれば、お酒自体は同じものです。
この同じ銘柄のお酒。
1本は先に神様にお供えをしてその後に飲む
もう1本はお店で買ってきたそのままで飲む
この2本を比べると、神様にお供えをしたお酒のほうが美味しい。(らしいです)
私はあまり酒に強いほうではないのでよくはっきりわかりませんが、お酒に強くてお酒が好きな方であればあるほど、皆そうおっしゃいます。
お供えをしたお酒とそうでないお酒と、一緒に飲むと、不思議とみなさんこっちが旨い、とお供えしたほうをいわれます。もちろんどっちがどっちだとは教えていません。これはお酒好きの人はその傾向が強いようです。
これはずっと不思議に思っていたのですが、先日から御祈祷のあとで御神酒をのんだ方が「おいしい!」とおしゃるのを聞いて思い出しました。
料理の最高の隠し味は「愛情」とはよくいいますが、
お酒の最高の隠し味は・・・
↓ボタンを押して投票してくだされば幸いです。


| 不思議のはなし | 22:50 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

う〜ん。見ないモノほど不思議なモノはないですね。私もお酒は苦手で味もあまり判らないです・・・
神様が召し上がった(?)美味しいお酒・・・
どう違うんでしょうか。気になります(笑)
| 彩 | 2008/01/11 00:01 | URL | ≫ EDIT