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「死」ということ2

先日からの続きです。

そんなふうに父親の残した膨大なものたちに目を通しながら整理していてふと思った。
以下そのときの私の頭の中の思考

「死」ということは、どういうことだろう。

呼吸が止まり、脈が止まり、命がなくなること


すぐに思いつくのはこんなところだろうか
だが、単純にそういうことなのか?
難しい問題だが医学が発達した現代では「脳死」という言葉もできた。脈はある、呼吸は止まっていない、しかしそれ脳が機能しない。法的に死とは?というのが議論されている。
(1.5秒間)

少し辞典で調べてみた
○ 活気がなくなる。いきいきとした勢いをなくす
「死んだ字をかく」「目が死んでいる」

○ そのものの価値が発揮できなくなる。役に立たたなくなる
「右腕が死んでいる」「素材の味が死んでいる」

○ 囲碁で相手に石をとられる
○ 野球でアウトになる

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単純に呼吸が止まる、脈がなくなる、肉体の活動が停止する
それだけではないのだと思う。
(「死」は宗教的な話しになりがちなのですが今回は神主としてではなく、完全に一個人の頭の中の・・・というつもりの話です)

呼吸はしている、脈もある、脳も機能する、しかし生きる目的がない。
呼吸はしている、脈もある、脳も機能する、しかし生きる意味がない。

「目が死んでいる」「素材の味が死んでいる」と同じようなニュアンスか・・・
しかし逆に生きる目的、意味を自分でわかっている人は一体どれだけいるのだろう
人はそれを知るために自分以外の何かはわからないが大きな存在を求める。今は情報が溢れているから求めざるものをつかむこともあるのだろう。

神か・・・


呼吸が止まり、脈がなくなり、肉体がなくなれば死だろうか
父の書きとめたメモをみて、新聞の切り抜きをみて、本に赤鉛筆で線をひいた場所をみて、確かに父のその存在を感じた。
誰でもそうだろう。声を覚えている、存在を感じる、それれが残っている。これらは少しずつ時間とともに記憶からも消えて行く。

だから少しずつ死んでいく・・・のだと思う。

私が生まれたのは親からだ。親は祖父母から生まれている。祖父母も同じだ。生命が誕生してからずっとつながっている。
イヤ本当は生命が誕生するもっと前からつながっているのだと思う。
つながっているのだから、肉体が無くなったからそこで全部終わりではないだろう。
つながっている者の中になにかがあるうちは死んでない。

だから肉体がなくなってからでも少しずつ死んでいく・・・のだと思う
(20分間)


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| ひとりごと | 21:00 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

そうやね

その言い方、素敵やなーと思います。

何年たっても、すぐに思い出せるうちは、まだまだ・・・・。
こちらも辛いしね・・。

| yume | 2007/10/29 08:30 | URL | ≫ EDIT

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| | 2007/10/29 10:52 | | ≫ EDIT

私が25才の時私の父は亡くなりましたが生前も一緒にいる時間がほとんど
無かったので死後も私の意識は変わりませんでした。単なる肉体の死。
 その役割を終え記憶から消えていっても、つながっている者、残された者のなかに
刻まれ受け継がれて生き続けるならば、記憶は永遠と思いたい気もします。

| るる | 2007/10/29 19:28 | URL | ≫ EDIT

今感じる事…

「生と、死…」

この世に生まれて来て、誰もが抱える大きなテーマですね

私の94才の祖母は、10年以上も前より、
心臓にペースメーカーを付け
入院中の今年の初めの頃に、食べる力がなくなったと、
食道に直接栄養を入れるチューブを手術によってしました。

今は、もう意識がありません

あんなに、気丈で、気持ちが温かく、柔らかな笑みを持っていた

祖母の面影は、今は、残念ながらありません。

本来ならば、心臓が止まる、食事が出来なくなる。

が、天命を真っ当した生き方であり、
死に方だと思います。

| みつお | 2007/10/30 19:02 | URL | ≫ EDIT

スミマセンつづきです。

祖母は、死ぬ事もできず、生きています。

90年以上しっかり、自分の事は、自分でしてきた方なのに…

とても、悲しく、憤りを感じます。

申し訳ありませんでしたと…

医療を否定する訳では、ありません。

私も、5年前より人工透析により命を延命させて頂いております。

僕は、まだ死ぬ訳には、いかないので、

たくさんのつかながりよって生まれたこの命
精一杯生きて、精一杯で死にたいと思います。


取り留めもなくスミマセンf^_^;

| みつお | 2007/10/30 19:19 | URL | ≫ EDIT

ゆめさま

こんばんは。
どれくらいなのかは人それぞれなんでしょうね。
20年でようやく・・・って方もおられます。この間ちょうどそんなはなしされていました。

| 神主 | 2007/10/30 23:21 | URL | ≫ EDIT

亡くなった方のケアは残された方のケア。というのはよくわかります。
私たちも葬祭(お葬式)、年祭(法事)などおつとめするのは同じだと思います。

| 神主 | 2007/10/30 23:28 | URL | ≫ EDIT

るるさま

こんばんは。
私も似たような感覚なんだと思います。
私の場合は同じ道を歩むようになり生前よりも、なんとなくわかるような気がしてきています。

| 神主 | 2007/10/30 23:31 | URL | ≫ EDIT

みつおさま

こんばんは。
難しい問題だと思います。
私も父の場合は最終的には呼吸器はやめてもらいました。おっしゃる天命をまっとうした死に方、それと同じ気持ちだったと思います。
でも私も同様に医療を否定するわけではありません。
つい最近親戚に子供が生まれましたが、数ヶ月の早産でした。少し前なら絶対に助からない命が今元気に成長しています。

| 神主 | 2007/10/30 23:42 | URL | ≫ EDIT















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