夏の終わりの砂山

今日の記事は過去記事 夏の砂山http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-11.htmlをを先に読むと意味がわかります。


このところ頻繁に「夏の砂山」をみかけます。
しかしただの「夏の砂山」ではありません。いまの季節にできているのは「夏の終わりの砂山」です。
「夏の砂山」と「夏の終わりの砂山」なにが違うのかというと
できている時期が違います。(そのままですね)

「夏の砂山」は初夏にできるものです。冬のあいだに巣につまった砂を外に出すことによりできあがるもの。

これに対して「夏の終わりの砂山」はその名のとおり夏の終わり、秋にかけてみられます。
これは冬にむかって最後の追い上げ。エサをたくさん集めてくるので巣を拡張したときに出る砂なんだと思います。

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全体的に夏の砂山より2まわりほど大きいものが多い
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さて夏の終わり、秋のはじめ、この時期はすこしさびしい感じがしますね。
日が暮れるのがどんどんと早くなってゆくし、木々の葉もハラハラと落ち始める。
それまでの夏のあいだは若々しく、エネルギーに満ち溢れる力強さが感じられるのが、日暮れが早まっていく様は、その若々しいエネルギーに限りが見えてきて、老いを感じるような・・
木々の葉が落ちる様は、まさに木の葉が力つきて散ってゆく姿ですから。そんな風景がなんとなく寂しい感じがするのでしょうね。


しかし時を経ることで、時をその身に刻むことでしか得ることができないものもあります。
熟成されたワイン。100年もののワイン。なにが大切かというとじっくり時を重ねること。

人間の厚み。その人が生きてきて経験したこと、苦労したこと、それが皺に刻まれて、年輪となり人間の厚みを増す。

人と人との信頼関係。相手を信頼すること、相手に信頼されるには時を共有する必要がある。その共有した時の中で人間性を確認しあえた場合に信頼関係がうまれる。


葉が落ちるのは、その葉にとっては死かもしれませんが、その木が冬を乗り切るためのプロセスであり、次に新しい葉を出すための再生の前ぶれです。
そういう命のつながり、命のリンクを感じることができます。


私は夏の終り、秋のはじめにそんなことを感じます。
だから私はこの時期がわりと好きなんです。




あっ!もうひとつ。
この季節、夏の終わり、秋のはじめの「蚊」
卵を産むための体力をつけるためなんでしょう。
ヤツら、ものすごく気合入っています。
過去記事http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-146.htmlでも話題になりましたが、すごくいやなもの。

飛んで火に入る夏の虫・・・ならぬ、
飛んで目に入る夏のおわりの蚊
飛んで鼻に入る秋のはじめの蚊

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コメント

目や鼻に入られた事は

ありませんが・・・
一度耳に入られて往生しました。
なかなか出なくて~暗い所で懐中電気を照らして貰ってやっと出ました。
後 痒くて痒くて・・

仏教の方では“輪廻”って云いますね。

2007/09/22 (Sat) 22:43 | Bako #1jhbtX.k | URL | 編集
確かに気合、入ってます。

なんだか9月に入って
蚊に刺されるコトが多いな…と
思っていましたが、
そっか~、今の時季、奴等は卵を産む為に
栄養に飢えているってワケですな。

今日だって、近くの原っぱで
ススキを調達している
ほんの10分程の間に3箇所やられましたよ。

2007/09/22 (Sat) 22:55 | 青嵐 #G.Tpg2uE | URL | 編集
こちらでは

にぎやかな秋の虫たちの音に混じって、
ここ数日に限って、夜23時すぎ頃に、
“ み ~ん み~ ん み ~んみ ~ ” と!・・)
涼しくなる夜中に元気になる蝉がいるようです。
(あ’_’こちらは安芸厳島神社からそう遠くないところです)

2007/09/24 (Mon) 16:03 | るる #- | URL | 編集
詩的でステキ

「夏の砂山」と「夏の終わりの砂山」
わかりやすいネーミングでv-218

夏の終わりは巣の拡張のために運び出していたのですねぇ。
一斉に始まりますもんねv-291
命の繋ぎ方、神秘的ですねv-343
それぞれの知恵を目にしたときは感動します。

素晴しい洞察、ありがとうございました。
感謝を込めましてv-352v-343v-352

2007/09/24 (Mon) 18:24 | びぃナス #- | URL | 編集
青嵐さま

こんばんは。
秋の蚊はすごくキツイですからね。
いえいえ!
10分のあいだに3箇所なら序の口です。私がいま境内の草むらで10分じっとしていれば、30箇所はかるいでしょうね。

2007/09/24 (Mon) 22:08 | 神主 #- | URL | 編集
Bakoさま

こんばんは。
耳か・・・それもいやですね。しかも耳の中をかまれているとは(笑)

あ!そうですね。輪廻
その言葉うかびませんでした。

2007/09/24 (Mon) 22:11 | 神主 #- | URL | 編集
るるさま

こんばんは。
(笑)たまに夜になくセミいますよね。それにしてももう9月の終わりなのに、のんびりしたセミですね・・・
あ!そうなんですか。安芸の宮島厳島神社といえば、エノキの大木のふるさとです。

2007/09/24 (Mon) 22:14 | 神主 #- | URL | 編集
びぃナスさま

こんばんは。
夏の終わりの砂山ができるのは多分そうなんだと・・・

自然の営みを見ていると、「神秘」という言葉が自然と出ます。私たちが今生きているのも、私たちの前につないでくださった命があるからで、それは自然の営みの一部でもある。そういう風に思うことができると自然破壊、環境問題も解決していけるように思います。
こちらこそありがとうございます。

2007/09/24 (Mon) 22:21 | 神主 #- | URL | 編集

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