ジョブク

今日はジョブクのお話しです。
ジョブクといっても、あのリンゴのマークのカリスマ経営者のスティーブのことではないですし、ましてや人気のあのジョースター一族のひとりジョブク・ジョースター・・・なんてことは当然ありません。
漢字でかくと「除服」これで「じょぶく」です。
先日、特別除服の依頼がありましたのでそのご奉仕をしました。

なんのことかというと、不幸があった際のはなしで、亡くなった方を悼み祭祀に専念すべき期間を「忌(き)」といいます。この期間を「忌中」といいこの期間は神社への参拝は遠慮しますし、自宅でも神棚には白い紙を貼りお祀りも控えます。
以前にもブログ記事で紹介していますが、期間は最長で50日間で、亡くなった方との間柄によって期間は1日のこともあれば10日のこともあり様々です。

忌が明けるのを「忌明け」といいますが、忌明けの後もしばらくは悲しみは残りますし、故人への哀悼の意を表す期間があります。それを「服 ぶく」といいます。いわゆる「喪中」の期間で、その間はあまり晴れがましいことは避けておこうというのが一般的です。年賀のあいさつも控えたりします。
ただし忌とは違い、忌明けの後ふつうの生活に戻る途中のいうならばリハビリ期間のようなものですから、神社に参拝したり神棚のお祀りは通常通りにおこないます。

で、これら「忌」と「服」をあわせて「忌服 きぶく」といいます。

今回のジョブズ・・・じゃなかったジョブクは「服」を「除く」で「除服」です。
通常は忌中は神社へ参拝することやお祭りに参加することは控えるのですが、しかしどうしても神社へ、またお祭りに参加しなければならないこともあります。
というか私もそうでした。父親が亡くなった数日後が兼務している神社のお祭りの日だったのです。私は数日前に父親が亡くなったところですので当然ながら忌中の最中で、神社に行くことは、お祭りに参加することは控えなければいけない期間です。
しかしそこの神社ではお祭りのご奉仕ができるのが私だけでしたし、お祭りの日を変えるわけにもいきませんでした。そこで「除服」です。

なんと、通常は50日なりの期間かかる忌中を強制的に終わらせるお祓いで、これが「特別除服」です。私も別の神職の方に特別除服をお願いして忌明けとして、そのときお祭りのご奉仕をさせてもらいました。

先日ご依頼のあった方も、とある大きな神社のお祭りに参加することが決まっており、その方の指示で大勢の方々が動くという重要な役割を担っておられたそうです。しかしそう遠くないところで身内の方が亡くなったので、どうしたものかとその大きな神社に相談したところ、近くの神社で特別除服をお願いしてくださいといわれたそうです。


同じような問い合わせはうちの神社にもよくあります。身内が亡くなったのだが祭りに参加してもよいのだろうか、神社にお参りしてもよいですかとか、丁寧な方ですと、神社からお魚を注文した際に、自分の身内が今年亡くなったのですが自分が仕入れた魚でよいのでしょうかなどそういうことよく聞かれます。
そういうときは忌中のことを説明して、その期間は遠慮するのがよいですし、忌明け(最長50日)の後は通常通りに神社に参拝して、祭りにも参加もかまいません。
そしてどうしても忌中に祭りに関わらなければいけないときは「特別除服」にて忌明けさせるという方法もありますよと。お答えしています。


特別除服で強制的に忌明けとなるわけですが、決して故人を軽く思うわけではなく、忌明けの後も「服」の期間として喪に服し故人に哀悼の気持ちを捧げつつ、少しずつ日常に戻っていくことでしょう。

先日、ちょうど特別除服があったのでそのときのことをちょっと書いてみました。


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