神主in稲荷 御山歩き偏

昨日からの続きです。始めての方は昨日の記事からよんでください。

稲荷に到着し、まずは観光の方々に混じって御本殿にて拝礼。外国人の方々、や若いカップルの人たちが回りにいましたが、平日ということもあり混雑しているというわけでもありませんでした。
その中に混じっての参拝ですが、その日は私も神主ではなく観光というか、山歩きするつもりの格好です。結構まわりの雰囲気にも溶け込んでいたと思います。

ちなみに7月22日は本宮祭(もとみやさい)、前日の21日は宵宮祭でしたので、その両日はものすごい人出だったと思います。
本宮祭とは稲荷大神の日々の御神徳を感謝する御祭りです。境内の全域に散在の石灯篭・数千に及ぶ献納提灯に灯を点ずる万灯神事が行われ、神秘的な世界となります。いやなりました。

さて本殿お参しいよいよ御山巡拝へ出発です。
まず「日本で最も有名な鳥居たち」と言っても過言ではない「千本鳥居」を抜けました。
鳥居を奉納して祈りと感謝を表す人々の心が、「千本鳥居」を形作っているとわけです。ひとりひとりの思いが形になっているわけで、観光名所でもあり、信仰の結晶でもあります。
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余談ですが、稲荷といえば赤い鳥居、と条件反射のように出てきます。これは朱色(あけのいろ)です。
もちろんウチもそうですが、お稲荷さんではこの朱色(あけのいろ)は、稲荷大神の御霊のお働きを象徴する生命の色、生命力を象徴する色であり、明るい(あけ)、輝くという神の御加護によって来る福を現す色です。


さて、千本鳥居を抜けてすぐに「奥社奉拝所」があります。御山を遥拝するところですので稲荷山三ケ峰がこの社殿の背後に位置しています。
奉拝所の横には、一対の石灯篭があります。この石灯篭は「おもかる石」とよばれます。
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この灯篭の前で願い事を念じて石灯篭の上の玉を持ち上げて、そのときに感じる重さが、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、重ければ叶い難いとする試し石です。
私もやってみました。
・・・予想通りの重さでした。(本当は予想よりちょっと重かった)


予想よりちょっと重かったですが、気を取り直して進みます。
もうこのあたりからはもう山のぼりのようになってきます。あたりも山の中になり木々が生い茂ります。ひんやりと凉しく、体感温度もさっきより低く感じます。
しばらく歩くと視界が開け、美しい池が現れました。新池、谺ケ池(こだまがいけ)との別称がある池です。
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このあたりからそろそろ神蹟、お塚がみられるようになります。
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お塚というのは、人々が自分の信仰する名前を石に刻み、奉納したものです。また伏見から勧請された御分霊を地元で祀っている場合も、本宮である伏見でも御祀りしたいというような場合にもお塚を奉納するということもあり、稲荷山には数え切れないほどのお塚が御祀りされています。

実は当社、武信稲荷のお塚も稲荷山に2箇所お祀りされています。そのお塚をお参りすることも今回の旅の目的のひとつなのです。



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コメント

こんばんは。
神社には定休日なんて無いんですもんねぇ。
それを考えたら…
休みが少ないだの何だの…と言っている自分に反省。

ところで、↑どうにかこうにか手に入れた
来月の夏休みで、人生初の京都旅行を計画中。
正味2日の滞在で、何処をどう周ろうかなぁ。
勿論、武信稲荷神社もコースに入れますよ!

2007/07/23 (Mon) 21:59 | 青嵐 #G.Tpg2uE | URL | 編集

いやぁ、誘ってくれはったらお供したのに(笑)

比較的涼しくて良かったですね。
一度、東山トレイルで、稲荷山から蹴上まで歩きました。10年以上前ですが、死にそうでした。
やっぱり、重軽石はめちゃ重かったです。

2007/07/24 (Tue) 01:00 | ぽん #- | URL | 編集

初めまして^^
ゆめと申します。どうぞよろしく。

伏見稲荷のちょっといい旅!!
楽しそうですね。
たまのお休みとのこと。
気分転換されてこられたことでしょう・。

私も一昨年だったかな。
初めて行って来ましたが、門前にすずめや
うずらの丸焼きが焼いて売ってて、ビックリ!
怖い物見たさで頂いたのですが、さすがに
姿かたちに目がいき、なかなか食は進まなかったです。

一つ、お尋ねしたいのですが、
神社の周りに夏祭りなどで
町内会をぐるっと縄と白い折り紙を一ひねり
したものを、張り巡らせてあるのを見るのですが
その白い紙の名前はなんと、言いますのでしょう?
結界などの意味合いがあるのでしょうか?
ちょっとわからず、この場をお借りしてごめんなさい。

2007/07/24 (Tue) 08:01 | yume #ie1gh9ZQ | URL | 編集
青嵐さま

おはようございます。
夏休み、日曜をはさむ3日間というやつですか。当神社の附近までこられるのであれば、本当の意味での「京都らしいところ」を歩きながら感じるのではないでしょうか。世界遺産二条城もありますが観光名所というより、京都の町並みといった感じ。かっこいい言い方をすれば「通好み」のような

2007/07/24 (Tue) 08:33 | 神主 #- | URL | 編集
ぽんさま

おはようございます。
今日は朝からお向いがにぎやかですね。

残念。さそったらよかったのですね(笑)。兜のシャツを着てはりきっていってきました。
涼しかった気がしましたが、帰りには汗だくでした。

2007/07/24 (Tue) 08:37 | 神主 #- | URL | 編集
ゆめさま

おはようございます。
訪問、コメントいただきありがとうございます。
稲荷の旅シリーズはあと少し続きますので、もうすこしお付き合いください。

>縄と白い折り紙を一ひねり

注連縄(しめなわ)のことですか?
一般の家庭でもお正月のときなんかにお飾りするのと似たものですか?

それであれば、縄についている白い紙は「御幣(ごへい)」あるいは「紙垂(しで)」といいます。

注連縄には結界のような意味もあります。説明すると非常に長くなるので近いうちに記事の中で説明しますね。


2007/07/24 (Tue) 08:46 | 神主 #- | URL | 編集

『注連縄』『御幣・紙垂』という名前でしたか。
早速、教えて下さり、感激しています^^

ウチラの地域のは、氏子さんであるなしなのか、
道を挟んで注連縄があるところとないところが
はっきりしています。

京都でも、祇園さんの時にはこれによく似たものを
各所で見ました。
それと、御神酒というお札も各家の玄関で。。。


それにしても『結界』・・という響きはとても
不思議な魅力を伴いますね^^

神主様の次回の記事も、とても楽しみにしております。
有難うございました! ぺこり

2007/07/24 (Tue) 09:17 | yume #ie1gh9ZQ | URL | 編集

こんにちわ(ポチっ)。
伏見稲荷神社は今度京都へ行く時に回るコースに入れていました。CMで観た事があって「千本鳥居」を観たくて…
そうだ京都へ行こう!と思った所でなかなか行けないので非常にウズウズしてます…相方さんも妊娠中という事もあるし…落ち着いたら行こうと思ってます!そして武信稲荷神社も♪

2007/07/24 (Tue) 12:56 | 青森かずき #- | URL | 編集
ゆめさま

おはようございます。
神社でもたいていは注連縄はりますし、外でも神事を執り行う際は注連縄はりますしね。地鎮祭なんか見かけませんか?竹を立てて、注連縄はって、そこにその白い紙もついているの。

2007/07/25 (Wed) 08:51 | 神主 #- | URL | 編集
青森かずきさま

おはようございます。
たしかその、そうだ京都行こう。のCMでも千本鳥居出ていましたよね。だいぶん前だったと思いますが。
落ち着いたらどうぞ。落ち着いてからもういちど、そうだ京都行こう。と思いついてみては(笑)

2007/07/25 (Wed) 08:55 | 神主 #- | URL | 編集

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