ふるい宝船

宝船(たからぶね)は縁起物の一つ。宝物や稲を積み込んだ船。その船を書いた絵も宝船という。
「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」という回文歌などが書いてあり,正月や節分(旧の正月)にその絵を枕の下に入れて寝るとよい夢を見ることができ、よい年になるという。
百科事典より抜粋。

ちなみに、回文(かいぶん)とは、前から読んでも、後ろから読んでも同じになる文のこと。

縁起のよいもで神社でも授与されることも多いですが、当神社にも宝船があります。何年か前にブログ記事でも書いています。
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-366.html
それはこういう図柄。
080620SN330355.jpg


そのときに宝船の授与を再開しましたが、わりと受けていかれる方も多く、みつかったものが全部なくなったので新たに刷り直しました。
この宝船は版画の大家徳力富吉郎先生に新たに彫刻、奉納していただいたもので割と最近のものです。
先日、宝船を収集されている方が当神社の宝船を受けたいのですが・・・とおこしになりました。その方の受けたいとおっしゃった宝船がこちら。

150825_00000.jpg


先の宝船とはまた違うものです。
宝船を紹介している書籍に載っていたものだそうです。
わざわざおこし頂いたのに申し訳ないかったのですが、この宝船はいまは授与しておりません、版木がみつかればまた再開いたしますということをお伝えしました。

おそらく版木はどこかにはしまってあるはず(たぶん蔵の中)ですが、先代つまり私の父は急に亡くなったもので引き継ぎは一切できませんでした。病気がわかって、入院したとおもったら、末期だった、で、さぁ~っと慌ただしく逝ったので。
時間があれば蔵の中も整理していきたいと思っていますので、いつかは見つかることでしょう。

とそんなふうに思うのは、実はちょうどというか何というか、いいタイミングなのですが、別のところから先日、宝船の版木が見つかったからです。

150825.jpg

先の2つの宝船とはまた別のものです。
版木なので文字が逆になってますから、なんて書いてあるのかなぁ、読み難いなぁ・・・と思っていたときピンときました。写真にとって反転させればわかるよね。

で反転してみると

150825-1.jpg

書いてあったのは
「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」

例の回文歌でした。あぁ、なるほどね。

これはせっかく版木が出てきたので近いうちに刷って出したいと思っています。



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コメント

イヤサカ

いつも更新ありがとうございます。台風大丈夫だったですか?

やはり神社さんの宝船には七福神さんが乗ってない絵が多いですね。2月3日の節分の日に大阪では天神さんで頂けますけれども、やはり偶像崇拝禁止(笑)なのか人物は描かれてません。


まあ枕の下にひくものですから、人いや神サマが描かれてたら、踏み絵みたいで罰当たりですものね。そういえば昔の人は新聞を踏んでもおおいに怒ってたのを思い出しました。


ひょんなことから版木が出てきたのも有難い話しですね。益々栄えることをお祈りいたします。節分は季節のわかれめ、何も2月3日だけじゃないそうなんで、兼務社の鳥居と共に楽しみにしております。

忠臣蔵じゃないですが「あした待たるる宝船」



でわこのへんで失礼いたします。

2015/08/25 (Tue) 19:20 | ジンジャー #- | URL | 編集
ジンジャーさま

そうですね、船だけっていうのが多いきがします。
うちの神社の最近のもの(いま出ているもの)はサルタヒコ、ウズメ、の二柱のお姿がありますから珍しいです。
宝船は今月くらいに試し刷りします

2015/09/07 (Mon) 22:27 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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