海のもの

今までにも何度も書いていますが、神饌について。
神饌とは神様にお供えするもの、平たく言うと神様に召し上がっていただくための食べ物ということになります。この神饌をお供えするということは神道ではたいへん重要なことで、もっとも簡易なお祭りなら、神様に神饌を供えて、神主が祝詞奏上し、それで成立します。
祭りの後にも神饌には大事な役割があります。祭りの後には神様にお供えした神饌を、祀りに関わった人間が食べます。神様と人が同じものを食べるということが神道では重要なこととされていて、同じものを食することで神と人が一体となる、そういったことを願います。

そういうことですからお祭りにお供えするという以外でも、日本の習慣というか伝統というかまぁそういうのとして神様に食べ物をお供えするという行為が割と残っていたりします。
その年に最初にとれたもの「初もの」を自分達が食べる前に神様に供えしたり、あるいはものすごく立派なもの例えばすごく大きな魚が獲れたとか、すごく大きなタケノコとか、それらを神様にお供えしたり、というものです。
最近は減ってきてはいるとは思いますが、それでもちょくちょく「これ初物だからお供えしてください」とか「自家菜園で立派なものができましたのでお供えしてください」ということでお持ちいただくことがあります。


先日もお供えしてくださいということで栽培された野菜と牡蠣をたくさんいただきました。牡蠣にはたくさんの種類があるというのは私あまりしりませんでしたが、今回いただいたものが岩牡蠣で初夏、ちょうど今頃が旬なのだそうです。
さっそくお供えしてきました。
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大きすぎて全部は盛りきれないので一部だけです。
かなり大きいなぁと思っていたのですが、どうもこれは小さいほうなのだとか。岩牡蠣ってそんなに大きいものなんですね。生きたままですから新鮮。
ちなみに神饌は、生でお供えするものを生饌(せいせん)、調理したものを熟饌(じゅくせん)といいます。

150628CIMG3527.jpg


神饌をお供えするときにはいろいろと決まりがあるわけですが、供えるものとして御米、御酒、お餅、海の魚、川の魚、海菜、野菜、果物、塩、水、など種類があって順番があったりもします。また供え方にもすこし決まりがあって、頭を神前にむけたり、海の魚なら腹を、川の魚なら背を神様側に向けて供えます。
ここでふと、アレ?貝は?と・・・

というのは普段うちの神社では貝をお供えすることがないので、あれ・・・貝って殻を上?下?と迷ってしまいました。普段つかわないものだと自分の専門のことだというのに迷うこともありますね・・・
貝についてはあとで調べておこうっと

海の町の神社であればお供えものに海のものが多く使われるでしょうし、山の国であれば山の幸が多いのでしょうね。それらに対する感謝が根底にあるものですからね。



お供えした後は皆でいただきました。
ありがとうございます。
磯のかおりがすごくて、ぷりぷりでした。


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コメント

たま駅長のお別れ会は神式でしたね。

2015/06/28 (Sun) 21:03 | ジンジャー #lH9P8MKE | URL | 編集
ジンジャーさま

公共的なものは無宗教、というのが多いなかで、神道式というのは珍しいですね。
たま駅長は公共の駅の長ではないのかな。

2015/07/10 (Fri) 18:06 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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