あさ

神社、神道にとって「あさ」は大変重要です。
まず、もちろん朝。神様事は午前中のほうがよいとはよく言われることです。朝は太陽がのぼる。午後は沈む。午前中の昇り運気の間のほうが神様の力を受け取ることがしやすいというようなことからです。(もちろん午後でも大丈夫です)
夜に祭事をおこなうことももちろんあります。
例えば遷座(せんざ)は夜、さらに灯りを消して暗闇の中おこないます。記憶に新しいところでは伊勢の神宮の御遷宮、真っ暗の中執り行われるところが中継でもありました。実際の様子は映されてはいませんけどね。それが写ったら暗闇でおこなう意味がないですからね。
神様がご移動されるときというのは人が目にするようなものではない。人が直接見るのは畏れおおいというものですね。なので夜に、灯りを消しておこなう、覆いをして隠す、というようなことになります。

ほかの「あさ」は麻。こちらも神道では大変重要です。
神道で必須なものにズバリ大麻があります。
大麻というとマリファナ?麻薬?とすこしぎょっとするかもしれません。ただ神社に詳しい方でしたらご存じだと思いますが読み方は大麻(たいま)ではなく、大麻(おおぬさ)というお祓い、清めに使う神具です。他にも祓いに使うものとして切麻(きりぬさ)という祓いにつかう神具もあります。麻には魔除けの効果があると一般でもいわれますが、神道でも祓いに麻をつかいます。
あるいは木綿鬘(ゆうかずら)というものもあります。これは神職がつける冠に麻を巻きつけるものです。厳重に厳重に清めを行うときに用いられるもので例えば神様の遷座、つまり神様が移動、御神体にお遷りいただくとき御神体に触れる役目の神職等が用います。
これも麻を用いますが、字のごとく元々は木綿だったものが麻を使用するようになっていったようです。やはりこれも麻が祓いに用いられるものだからだと思います。

伊勢の神宮には「神宮大麻」というものがあります。こちらは読み方も「じんぐうたいま」で、いわゆる御札と同じように一般家庭でお祀りするものです。これも元々は先ほどの大麻(おおぬさ)を納めたものですから麻です。

神様の依り代としても麻は使われますし、神への捧げものとしても使われます。これは幣帛(へいはく)といわれます。金銭を奉る場合は幣帛料といいます。この幣というのは「ぬさ」とも読み、「ぬさ」とは麻の古語ですので、神への捧げものとして麻が使われていたということです。

というように神社、神道にとて麻は切ってもきれない大切なものですが、現代においては大麻というとマリファナ、麻薬がまっさきに出てきて、大麻草を栽培するにも許可が必要というようにややこしいものです。
なのですが、先日の春祭りにおいて麻の緒を奉納していただけました。麻でできた紐のような感じです。
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神社ではものをくくったりするのはすべてこの麻の緒をつかいます。先日の祭りのときですと、鯛や鯉など魚、野菜や果物をしばったりしますし、ガラガラならす鈴も鳴らすときにつかむあの綱のようなものこの麻の緒ですし。
神社では麻の緒というと毎日つかう必須アイテムなのです。

奉納いただいた方はもちろん申請のうえ資格?許可?を持つかたで、他の神社にも麻を納めておられるようです。今年からうちの神社にも奉納をしてくださるようになりました。誠にありがとうございます。神事につかわせていただきます。






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