チャンピオンふたたび

昨年の8月、御神木の枝が折れました。
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その枝があまりにも立派でしたし、御神木の枝ですからなんとか残しておくことができないかと考えていたところチェンソーアートの世界チャンピオン、城所ケイジさんがチェンソーで彫刻をしてくださいました。
ものすごく立派な龍に生まれ変わりまして、大勢の方が見に来られます。
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http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-1128.html

先日、私の友人の山科のお寺の住職が御神木の龍を見て大変感動されまして、ぜひ自分のところのお寺でもと、なんとかチャンピオンにお話できないだろうかと頼まれました。そこのお寺にも樹齢800年の杉の木があり、御神木として祀られていますが、昨年の大雨で枝が折れてしまい、なんとかならないものかと保管はしていたけれどどうすればいいかわからず時間だけが経過していったのだとか。
うちの神社のときと同じで枝といってもそこらの街路樹よりもよっぽど大きいですし、御神木だから処分するのもためらわれると。

チャンピオンに連絡してみたところ、ちょうど翌日に京都にくるのでそのときにそこのお寺にいってお話をお聞きしますということになりました。連絡をしてすぐに来ていただけるタイミングだったのは本当にご縁があったということなんでしょう。
実際に見て頂いてお話してきました。私も一応いっしょに行ってきました。
お話をしている中でチャンピンのおっしゃることに私も共感するところが多くあり、大変有意義な時間となりました。


うちの神社でも龍を奉納してくださいましたが、チャンピオンにとって龍というのは特別なものなのだそうです。お仕事として個人で安易に龍を注文されても受けられないこともあるのだとか。

お話している中でおっしゃっていたことですが、
自分は龍をデザインして彫刻をしているわけではない。木の中に龍が潜んでいるのでそれを表に出す、人間の目に見えるかたちにすることに手を加えているだけであると。

どんな木にも龍がいるのが自分にはわかる。山の中にある木すべてに龍がいいるので今このお寺の中も龍だらけです。でも木にもいろんな役割があって材木になって家になるものもあれば、薪になって燃料になるものもある。そんな中で龍になれる木はごく一部ですが、そうなったものにはただの木ではない別のものになると。
龍像にしても仏像でもそうですが材料としては木ではありますが、それは人々から手を合わせられ拝まれる存在へと変わります。木の役割としては最上級クラスの役割ですからそれを手伝う自分も生半可な心構えではできない。
もともと木の中にいる龍が自分の手を介してを表にだしてくるので、自分の我が入ってしまうとそれは本物の龍ではなくなってしまうとおっしゃいます。だから極力自分という我をなくし、元々あるものをありのまま引き出すのだと。

これはちょっと私の言葉を介していますから、私の感性が反映されてしまっていますが、概ねこのような事をおっしゃっていました。


これ、私ものすごく共感できました。
チャンピオンは「龍」と表現されていますが、私はそれを「神」とよんでいます。
どんな木の中にも龍がいるとは、どんなものにも神の質が宿っているという、いわゆる八百万の神そのものです。チャンピオンは山の中には龍だらけとおっしゃっていましたが、私も山の中に入りますと神様だらけと感じます。

木の中にいる龍を表にだすときに自分の我がはいってしまうと台無しになるというのは、これ神主がまさにそれであると思います。
神主は神と人の中とり持ちです。神主を通して神様を表すこともあるので、我が入らないよう祓いによって清浄な状態へもっていきます。

ほかにもいろいろ話をしている中で私の考えていることとよく似ていると思うところが多々ありました。チャンピオンは和歌山県の龍神村という山深いところに住んでおられますが、自然とともに生きていると神道的な感性になるのだということを実感させていただきました。ありがとうございました。




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コメント

恥ずかしかったので…

本日の午前中、初めて参拝いたしました。姪っ子と一緒でした。姪っ子に「ごあいさつしなくていいの?」と言われたのですが、実物の神主さまを目の前にしたら、名乗るのが恥ずかしくて、失礼してしまいました。大変申し訳ありません。

御神木の龍も拝見しました。正に木の中の龍が姿を表したようで、ちょっとゾクッとしました。素晴らしいですね!!

姪っ子が関西に住むようになったので、そちらに行きやすくなりました。次に伺うときはちゃんと神主さまにごあいさつしたいと思います。
(まだ私にも恥ずかしいという思いが残っていたとは…。体脂肪率3%も頭をよぎり、なぜか恥ずかしさUP!!)

また必ず参拝させていただきます!!

2014/09/29 (Mon) 22:41 | 齊(イツキ) #- | URL | 編集
齊(イツキ) さま

そうでしたか。おこしいただいたのです。ありがとうございました。
またお越しのさいにはどうぞお声かけくださいませ。

以前からめっ子さん関西に、とおっしゃっていましたものね。

というか、体脂肪率3%と恥ずかしさUPはあまり関係ないような・・・


2014/10/06 (Mon) 22:12 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

先日、伊太祁曽さんにお参りに行ったときに、チャンピオンのアートがたくさんありました。
和歌山の紀ノ國は木の國でもあるらしいです。県内の約8割が森林です。
森の中に入ったら落ち着きます。
ただ、クマの心配はしますが…(^^;)
龍神は確かに山深いところです。
私も人のこと言えませんが…(笑)

2014/10/10 (Fri) 21:11 | 煌夜 #- | URL | 編集
煌夜さま

たくさん奉納されているそうです。
昨日、山科のお寺での御神木からアートを、というのが新聞で紹介されていました。
和歌山の森は深いですよね
この前龍神村に行ったときに思いました。
神の山というのがぴたりと感じます。村の名前が龍神なのがぴったりだなと思ったのでした。

2014/10/18 (Sat) 22:13 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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