カンタン

先日でお祭りラッシュは一段落しまして普段通りの日々がもどってきました。つぎは11月の御火焚祭まで、週に1回ずつ位のペースでお祭りがあるくらいです。御火焚時期になりますと今度は1日に4回、5回とお祭りが重なってくることもあり第二次お祭りラッシュとなりますがそれまでは落ち着いてきます。

先日御祈祷を申し込まれるときのこと、
お子さんの祈祷でしたが、その子の生年月日が、平成22年2月22日生まれでした。
22222と2のゾロ目。別にただ単に2月22日に生まれているだけで普通のことなんですが思わずそれを見たときに
「おぉぉ~」と声が出てしまいました。
誰かがいたわけではなく、完全に自分ひとりだけの状態でしたが、無意識に声が出ました。

「おぉぉぉ~」という声、このところものすごく頻繁に接していました。というのはお祭りラッシュだったときです。神様をお迎えしたり、移動したり、お呼びしたりするとき、ほかにも神殿の扉を開くときなどこの「おぉぉぉ~~」という声がひびきます。
これ警蹕(けいひつ)といいます。

もともと警蹕は警戒する、注意をうながすという意味合いがありました。昔、貴人が道を通る前に「これからここを貴人が通るから、無礼のないように、注意しなさい」と知らせる意味合いです。
神事においてもその意味合いがありますから、神様の鎮まる神殿で扉を開けるとき、外でお祭りで神様をお迎えするとき、神殿から御神輿へ神様がおうつりになるとき、などそういうとき警蹕が発せられます。
神様がおいでになりますよ、神様が通りられますよ、ということですからこの警蹕の間は参列者はもちろん神職もみな頭をさげて敬礼します。

警蹕は先払いでもあるわけですから、神事における警蹕は祓い清めの意味もあります。音による祓いっていうのもありますしね。


と、いうような意味はわかるのですが、なぜ「おぉぉ~」なのかは実はわたし知りません。(「お」だけでなくて他の音の場合もあるようですが、「お」が主)
この「お」という音になにかあるのかも知れません。「お」の言霊と言ってもいいのでしょうか・・・
さっきの私もそうでしたが、驚いたときにも「おぉぉ」と自然に出てしまいましたし、感動、感激したときにも「おぉぉ」と無意識に声が出てきます。
「おぉぉ」はそういう音なのかもしれまえせんね。神様がおいでになる降臨というときに
「ふぉぉ」ではちょっとシマらない気もしますしね( ̄∇ ̄)
連続したらバルタン星人みたいですし・・


言霊というのが出ましたが、先ほどの警蹕もそうですが、神事においては音ってけっこう使います。ひらたくいうと掛け声のようなものですが、それもいろんなものがあります。
たとえば今年は伊勢の神宮20年に一度の御遷宮でしたから、遷宮関係の情報がおおく流れていますが、お祭りの様子なんかも紹介されていますからご覧になっている方もおられるかもしれません。
「鶏鳴三声(けいめいさんせい)」という珍しいのもありました。
「カケコー」という声をかけるわけですが名前のとおり鶏の声に似たものです。神様が御遷りになる合図でもありますし、天照大神が隠れてしまった天岩戸を開くその力でもあるので神宮で大切なものです。

というようにいろんな音があるわけで、わたしは神道では音はすごく大切だと思ってます。神主の祝詞も音はすごく大事ですしね。


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コメント

感じる気配

祇園祭の神興祭。

境内の灯りという灯りが全て消えて淨闇にすっぽり覆われた時に、僅かに見える蝋燭の灯りと、神職さん方々の警蹕を耳にしたとき、ぞわぞわと言うか、ジーンというか、とにかく比喩しがたい感覚に自分が支配されて、あ~神様が近くにおられると実感しました。

音 って

雑音もありますが、やはり癒やしになる事も多く私も大切だと思います。

2013/10/20 (Sun) 17:23 | 花梨糖子 #- | URL | 編集

バルタン星人…(笑)懐かしいです(笑)

仏教のお経も「お」の音から始まりますね。「オン」は仏教の聖音なんだそうです。
因みに、一番遠くまで届く声は「ふぁー」なんだそうですよ。
御神前で言われたら確実にコケますけど…。

鶏には仁義礼智信の五徳があるそうです。
それを曲にしたのが雅楽の「鶏徳」なんだそうです。

音ってすごいなと思います。
笛の先生が言っていたのですが、龍笛の音は浄化とか祓いの音なんだそうです。
篳篥と笙についてはまた聞いておきます(笑)

2013/10/20 (Sun) 19:52 | 煌夜 #- | URL | 編集
ひとりごと

いつもありがとうございます。

何を隠そう小生も昭和ん2年12月12日生まれであります。12月12日って石川五右衛門の釜ゆでにされた日で、泥棒避けの呪いに、「十二月十二日」と書いた紙を柱に逆さに貼りつけておくとよいらしい。

毒を持って毒を制すと云えば暴論でしょうが、お寺の仁王(金剛力士像)や神社の狛犬・狐とか…はたまた天神さん(菅原道真公)とか、なんか通じるものがあるんでしょうね。

ところで外食産業のケンタッキーは鶏さんの供養慰霊祭を神式でされてるようです。東京と大阪ですから神縁があれば神主さまのところに御奉仕依頼があるかも知れませんね。

大手回転寿司屋さんでも店内に我々客が見えるところに神棚を祀ってるところもありますよね。そんな店は信用してよいんじゃないかな…。

食べ物の偽装告知とか最近有名ホテルの報道みて思いました。調理場に神棚があれば自然と、そんな事はしないと思いますがね…

でも梅田の阪神百貨店には御稲荷さんが祀られてんですが(屋上ではありませんが屋上庭園に)どーなんやろう(+_+)

2013/10/23 (Wed) 21:33 | ジンジャー #lH9P8MKE | URL | 編集
花梨糖子さま

> 境内の灯りという灯りが全て消えて淨闇にすっぽり覆われた時に、、あ~神様が近くにおられると実感しました。

たぶん、はるか昔の人もそういう場面で同じように感じたのでしょうね。
真っ暗だったり、先が見えないくらい深い場所だったり、
自分の考え得るものをはるかに超えるようなところ、とき、もの、そういうときに実感してきたのでしょうね。

> 雑音もありますが、やはり癒やしになる事も多く私も大切だと思います。
ちょっとズレるかもしれませんが、記憶も音楽とセットになっているとよく聞きますね。
音楽を聴くとそのときの記憶がさぁ~とよみがえると。

2013/10/25 (Fri) 17:37 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
煌夜さま

> 仏教のお経も「お」の音から始まりますね。「オン」は仏教の聖音なんだそうです。
そうですね、あ仏教で聖音なんですか。はじめてききました。
なるほど

> 因みに、一番遠くまで届く声は「ふぁー」なんだそうですよ。
なんでしたかね、ホーミーだったかな。声を二重にだすやつですが、あれも「ふぁー」っていいませんかね。

> 篳篥と笙についてはまた聞いておきます(笑)
よく天地人にたとえていわれますね。

2013/10/25 (Fri) 17:43 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
ジンジャーさま

すごい21212ですね
上から読んでも下から読んでも同じです。

あ、そのおまじないは私も知っています。以前まじないの本をみているときに書いてありました。

> 大手回転寿司屋さんでも店内に我々客が見えるところに神棚を祀ってるところもありますよね。そんな店は信用してよいんじゃないかな…。
わたしも先日それをみました。
しかし回転寿司屋さんに行ったのがもう15年ぶりくらいでして、いまどきの回転寿司に衝撃をうけました 。すごいですね。そして安いのですね。びっくりしました。

2013/10/25 (Fri) 17:47 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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