火祭り

昨日10月22日、京都鞍馬の火祭りに行ってきました。
いつもはお祭りに行ってきましたというと神主としてご奉仕しに行くのですが、今回は純粋に「見に」行きました。鞍馬の火祭りは京都三大奇祭のひとつで由岐神社の例祭なのですが、今回招待してくださいましたのでお手伝いもせずにのんきに見物に行かせてもらいました。
ちなみに三大奇祭のあとふたつは今宮神社やすらい祭、宇治の県祭(もともと太秦の牛祭のようです)。

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天慶3年(940年)御所にお祀りされていた由岐大明神を鞍馬へ御遷宮され、都の北方の鎮めとされました。御遷宮のときに手に松明をもち、道々にかがり火を焚き、鉾を先頭に1キロメートル以上の行列をなした。鞍馬村人も松明、かがり火を焚きお迎えをしたことが御祭の起源のようです。
代表の方が挨拶にこられたときに鞍馬の村人はこの祭りを本当に大切にしていて、この祭りをおこなうために1年があるとおっしゃっていました。鞍馬の1年は13ヶ月あって、祭りをするために祭りまでに1ヶ月分多く働いておき、祭りの時期になると祭りの準備にあてるそうです。

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火祭は夜の祭りですから、御祭りまで夕暮れ鞍馬の街道すこし歩きましたが、すごくいいところでした。鞍馬には古い慣わしがいろいろ残っているらしく、10月16日の宵宮祭でお祓いを受けた榊の小枝を住民の各戸に名主仲間が挿してまわる、これが御祭に参加できる証なのだそうです。そういえば歩いているときにどこの家にも榊の枝が挿してあったなあと説明を聞いて、あぁそういうことなのかと納得。

また、10月19日から祭りまでの3日間は、おくどさん(かまど)の古い灰を掃除して清め、生ものは口にせず、その日にその火を通したものだけを口にする「火(日)改め」という慣わしもあるそう。
お神輿をかつげるのも住民、縁者だけですしいろいろな慣わしの残る里でした。

お祭りの大松明のことや、神事ぶれ、三顧の礼、ほかには女性がみると(。-_-。)ポッっとほおを赤らめてしまうチョッペンの儀といわれる、成人の儀式などいろいろあるのですが、それらはネット上に情報があるでしょうから私が書くこともないか。
感想はいいお祭りで、いい里でした。


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余談ですがご招待いただいたお席は来賓席だったので、議員さんや他神社宮司、会社社長、などエライさんが多くって・・・
とくに私の隣が知事だったので、周りに他議員さんやら秘書さんやら集まられてて、政治家の集まりみたいだなあと、なんだか私も議員になったような気分になりました。

そんな雰囲気だったので、おもわず
仲尾、なかお、仲尾むねやすでございます。みなさまの清き一票とご支援とご協力をいただけますよう・・・
と小さな声でつぶやいてみました。
もちろん誰にも聞こえないように(笑)



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コメント

サイレイ、サイリョウ

よろしおますな~

松明のほうはよく知られてますが、締め込み姿の若者がM字開脚にされて盛り上がるんですよね…違ってたらすみません。

ちょっとエロチックな、大人への通過儀礼のお祭り。


滋賀の日吉大社の御神輿も陣痛→出産を模してると云いますし…子孫を残すことも大切な神サマの教えなんでしょう。


鞍馬ではないですが、勝部(滋賀)で火と云うものが「熱い」ではなく「痛い」ものだと知りました。

何ごとも実地体験が大事なんですよね。お仕事ぬきでお祭りを堪能されたことはよかったと思います。

2012/10/24 (Wed) 19:59 | ジンジャー #lH9P8MKE | URL | 編集

最初から「へぇ、そうなんだ」真面目に読んでいて、

>仲尾、なかお、仲尾むねやす・・・
最後の最後でやられました…(笑)


おくどさん、久しぶりに聞きました。
亡くなった祖母がたまに言っていたなと。(もともと京都の人なので)
母も以前言っていた気がしますが、私は「へっついさん」で言い慣れました(^^;)

こちらは秋祭りも明日で終わるみたいです。

2012/10/27 (Sat) 12:58 | 煌夜 #- | URL | 編集

鞍馬の火祭りだけはどうしても御奉仕できませんね~

他の京滋のお祭りならどうにかして御奉仕できますが…

鞍馬のお餅屋さんの常連なので今度お願いしてみようか何て思ってます!

前のコメントの方と同じく比叡山のあっちとこっちで日吉大社の山王祭も鞍馬の火祭りに良く似ています!

松明しかり神輿の前にはチョッペンじゃなく日吉さんは裸に褌姿のハナと言う若者が担がれて神輿の先導をしますよ~

2012/10/27 (Sat) 22:50 | コテツ #- | URL | 編集
ジンジャーさま


サイレヤ サイリョウ だったかな
よくご存知ですね。

ちなみに
> 松明のほうはよく知られてますが、締め込み姿の若者がM字開脚にされて盛り上がるんですよね…違ってたらすみません。

V字開脚でした(=^_^;=)ゞ 

2012/10/28 (Sun) 20:30 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
煌夜さま

あぁ、そこで反応してもらえましたか(*^ー゜)b


> 母も以前言っていた気がしますが、私は「へっついさん」で言い慣れました(^^;)
「へっついさん」と「おくどさん」は同一のものをさしているんですか?
へえ、いろいろ言い方あるんですね。語感からはなんだかまったく別物に思えますね。
まあしかしそりゃそうか

2012/10/28 (Sun) 20:33 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
コテツさま

> 鞍馬の火祭りだけはどうしても御奉仕できませんね~

そうですね。他の方々もそうおっしゃいます。
神主で神輿かきの方がおられますが、その方はどういうつながりだったか忘れましたが鞍馬火祭りでお神輿かいてご奉仕されてます。

日吉さん、
先日京都の日吉さんのお祭りお手伝いしたときに日吉大社宮司様が、祭典中に「奉幣の儀」をなさってました。なにか特別なときにする正式な作法だそうです。

2012/10/28 (Sun) 20:37 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

>あぁ、そこで反応してもらえましたか(*^ー゜)b
すみません。反応したい気持ちがむくむくとわいてきたのです…。

>「へっついさん」と「おくどさん」は同一のものをさしているんですか?
「へっついさん」もかまどのことです。こちらではそう言います。ただ、かまどのある家があまりないので、言っても通じないことも多いです…。
私はまだマシな方だと思うのですが、こちらの人は「ザ行」と「ダ行」が混同します。もっとすごい人は「ザ行」「ダ行」が「ラ行」の発音になります。
なので…。
「ぞうきん」→「どうきん」「ろうきん」
「すいどう」→「すいぞう」
「007」→「デロデロセブン」
となるのです(笑)

2012/10/29 (Mon) 20:06 | 煌夜 #- | URL | 編集

はじめまして。
神主様と言うことでお聞きしたいのですが、知り合いがやっているFace Book・・・顔本?で鞍馬の火祭りのことが書いてありました。
宵宮祭があり、御神酒を頂きスルメを食して来たと。御神酒は解るのですが、何故スルメなのか解りません。知り合い曰く、何でも日本酒とスルメだよ。理由は解らん。上の人の言うとおりに準備するのみ!!とのこと。何でスルメをお供えするのですか?教えてください!!

2012/10/30 (Tue) 11:46 | プリン #- | URL | 編集
プリン様の疑問

私の勝手な考察ですが…

海の幸で保存食だからではないでしょうか? まあ鰹節でも良いんですが、ささ(酒)との相性。

結納のときに昆布とかにまじってスルメが三方に供えられてたような気がします。

あて字で、スルメは寿が留まる女、「寿留女」と書きますから。(もっとも落語なんかでは、「する」から「当たりめ」というんですが)

あとは神主サマにお願い致します。

2012/10/30 (Tue) 18:40 | ジンジャー #lH9P8MKE | URL | 編集
京言葉

おくどさんは京言葉でしょう。私等は実際には口にしませんでしたが落語の「へっつい幽霊・泥棒」で馴染みが深いです。

○夜様
あと方言の紀州なまり「よろがわの水は、かだらに悪い」とかなかったですか? でんでん(全然)?

2012/10/30 (Tue) 18:57 | ジンジャー #lH9P8MKE | URL | 編集

神主様、すみません。場所お借りしますm(__)m

ジンジャーさま
>おくどさんは京言葉でしょう。
たぶんそうだと思います。祖母が京都の人でしたので、母もたまに京都の言葉を使います。私も話す言葉のいくらかは京都の言葉が混じっているかもしれません。(あまり自覚はありませんが…)

>「よろがわの水は、かだらに悪い」
「淀川の水は体に悪い」
たぶんコテコテの方ならそうなると思います(笑)「かだら」はよく聞きますね。私はちゃんと言えました(笑)
「でんでん」は小さい頃の私もそんな発音でした(^-^;;)今でも「全然」と発音すると、「ぜ」と「で」の間のような音になります。

2012/10/31 (Wed) 19:53 | 煌夜 #- | URL | 編集
煌夜さま

> 「へっついさん」もかまどのことです。こちらではそう言います。ただ、かまどのある家があまりないので、言っても通じないことも多いです…。

ああ、たしかに。おくどさんも京都でも通じないことも出てきてますしね。

> 「ぞうきん」→「どうきん」「ろうきん」
> 「すいどう」→「すいぞう」
> 「007」→「デロデロセブン」

方言は味があって私は好きです。京都のなまりもよその人が聞くと味があってよいのではないかなとも思います。

2012/11/02 (Fri) 22:44 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
プリンさま

はじめまして

>宵宮祭があり、御神酒を頂きスルメを食して来たと。
>知り合い曰く、何でも日本酒とスルメだよ。理由は解らん。上の人の言うとおりに準備するのみ!!とのこと。何でスルメをお供えするのですか?教えてください!!

質問がどちらなのかなと迷いましたが
何でスルメを御供えするのか?
何でお神酒と一緒にスルメを食べるのか

両方とも書いておきます。
ジンジャーさまのおっしゃるとおりですね。

なぜするめを御供えするか。
神様には海のもの山のもの川のものなどをお供えします。海のものですと鯛を供えることが多いのですが、鯛は生ものですし、それが難しいときにはそれに変わる海のものとしてスルメ等を供えます。保存がきくもので扱いやすいですからね。
でスルメは縁起がいいからですね。寿留女(するめ)あと、昆布もありますね(よろこぶ)。

なぜ御神酒とするめを食したのか。これは直会のことではないかと思います。直会は神様に供えたものを人間が頂くということが本来ですし、御神酒(神様に供えたお酒)とお米(神様にそなえたもの)のことが多いのですが、スルメも御供えものとしては一般的ですから、
神事としての直会と、慰労会的な意味合いをかねている場合は、美味しくお酒をのむためつまみになるスルメが多いのでしょう。
(私はそう思うてことですが)

2012/11/02 (Fri) 23:06 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
ありがとうございましたm(__)m

神主さま、ジンジャーさま
ありがとうございました。知り合いに自慢気に話します
火祭りは、七仲間?がありますよね。その仲間に入るのに、皆に認めて貰うと、御神酒とスルメを振る舞うそうです。スルメの枚数も決まっていて、御神酒も「剣菱」と決まってるそうですよ。知り合いは、火祭りが終わり、一年が終った…と寂しそうでした。準備も大変だし、神事として、とても大切に村の方が大事に守って来られた祭りですよね!

2012/11/03 (Sat) 01:35 | プリン #- | URL | 編集
プリンさま


むこうの役員さんもおっしゃってました。祭りをするために一年んがあるようなもんだって。
それくらい大切にされているんですね。

するめの枚数、お酒が「剣菱」、これはまあ神事ではなくってみなさんの恒例のはなしでしょうね(*^。^*)

2012/11/06 (Tue) 23:17 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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