今年の夏のおもいで

8月も半分がすぎましてだんだんと夏の終わりが近づいてきています。
当社では毎年8月の最終日曜日に夏祭り子供みこし巡行いたします。今年は8月26日です。どなたでも参加できますのでどうぞおこしください。あ、神輿かつぐのは子供だけですが。

うちの神社はなぜかセミがものすごく多くいます。先日よその神社の神主さんがうちにこられたときに驚いておられました。
「なんじゃぁこりゃぁ( ̄□ ̄;)!!」
(お約束ですが松田優作さんの声で読めばなおよし)

「木なのか、セミのかたまりなのかわからない」
とおっしゃいます。
どういうことかというと、どうもうちの神社にいるセミは桜の木が好きみたいなんです。境内には桜が3本あるんですが、その3本にセミが集中してとまっています。同じ木に集まるもんだからセミの密集度がものすごく高いんです。
木がセミで埋め尽くされてますから、木肌の見える部分ととまっているセミとが半々くらいです。ちょっと気持ち悪いくらいです。もはや木というよりセミのかたまりと呼んだほうがいいくらいです(笑)

その神主さんも、自分のところの神社ももちろんセミはたくさんいるけれど、ここはセミ密度が異常に高いですね。と驚いておられました。
なぜのかはわかりません。うちは巨大な榎(えのき)が2本あり、その2本の榎で境内を覆っています。航空写真ではうちの神社は2本の榎しかみえないくらいです。榎の木は玉虫がよく育つのですが、なぜか玉虫はあまり増えておらず、セミだけが異常に多くなっている気がします。
うちの周辺の木々がなくなってきているから、今まで他にいたセミたちが木の残っているうちの神社に集まるのかもしれませんね。


セミが大量にいますから、当然虫とりの子供もよくきます。で毎年1人か2人くらい毎日のようにやってくる熱心な子がいます。だいたいみな小学生の1年生、2年生くらいなので、3年生くらいになると虫とりを卒業するんでしょうか。
わたしも子供のころは虫取り大好きで1日中虫取りあみもってはしってましたが、もっと大きくなるまでやってたような記憶があります。最近の子供は虫取りを卒業するのは早いのかな。

今年も一人毎日のようにやってくる子がいました。小学校1年生くらいかな。
この子は自分の虫取りあみと虫かごをもってきているんですが、どうも使い方が荒っぽいようで、あみを失くしたり、破れたり、すぐに壊れるようです。あまりにも何度もなくなるものでその子の親が買ってくれないそうです。
なので途中から虫かごだけもって毎日神社にやってきていました。ある日たまたまうちの母親がその子と話しをしてうちにある甥っ子のあみを貸してあげたのがはじまり。
その日以降、
「あみ貸してくださ~い」
と毎日やってくるようになりました(=^_^;=)ゞ 


その子も何度もやっているうちにあみを置いてある場所もわかるし、慣れてくるので、あるとき勝手に中にはいって、置き場所から勝手にもっていこうとしたことがありました。まあ子供ってそういうもんですけどね。
だから、「勝手に家の中にはいったり、もっていったらアカンやろ!」
と怒ったり、あみを返しにきたときには、
「貸してもらったらなんて言うの?ありがとうは?」
とか、そんなやりとりをずっとやってました。

1週間くらい経ってくると、1日10回くらい「あみ貸してください~」とやってくるからその都度とりにいくのも大変ですから、入り口にあみをもってきてありました。
入り口においてあるからその子にも見えているんですが、私が「使っていいよ」と言うまではその場で待っているようになりましたし、使い終わったら「ありがとうございました」とちゃんと言って返しにくるようになってました。

私が電話しているときは、電話が終わるまでまってありがとうございました、と言ってから返していくし、
御祈祷をしていたときは終わるまで本殿のよこで待っていたり、
最初のころからするとずいぶんと成長したように思います。エライなあ。

実際のところ1日に10回も貸してください~とこられると、そのたびに仕事の手が止まるし、付属サービスで「ねぇ、セミとって」と頼まれるし大変なんですが、まあこんなふうに成長してくれるならまあいいかと思った今年の夏の思い出。




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かさなった | Home | 春望

コメント

こないだ、白山の麓の露天風呂に朝の4時半から入ってました。

ヒグラシがたくさん鳴いてて、夏も終わりなのかと思っていたら、夜が明けてゆくと共に
ヒグラシ 対 クマゼミ&ミンミンゼミ
の仁義なき戦い(鳴きあい?)が始まって
ついにはクマゼミ&ミンミンゼミだけになりました。
セミの政権交代。

山で聴くセミの鳴き声はいいんですけど
コンクリートだらけの所で聴くと・・・
神主さまの神社は、そんだけいてたらどうなんでしょう??

その子どもちゃん、素直でかわいいですね。
子どものうちに「ありがとう」が言えるって
大事ですよね。

2012/08/15 (Wed) 21:02 | ひふみ #- | URL | 編集

子どもはやっぱり賢いですね。
大人がちゃんと教えてやれば、ちゃんと学習します。
いい子ですね。
大人もこういう姿勢を見習わなければいけないことも多いですね。
はい、頑張ります(^^;

あ、蝉に体当たりを食らったことがあります。
痛かったなぁ。

2012/08/15 (Wed) 21:23 | 阿修羅王 #QmhNi1cU | URL | 編集
子供の成長

本当に、夏休みは、子供を成長させますね。

我が甥っ子も親から離れてのキャンプから帰って来て一回り、またお兄ちゃんになったような気がします。

神社にやってくる、そのお子さん幸せですね!
神主さんに心を育てていただいたんですね。
子供は接する人で変わるという良い例ですね!

お祭り 伺わせていただきますね。
近ければ、我が甥っ子も参加させたいところです!
残暑厳しいなかの準備大変とは思いますが、つつがなく進行しますよう、祈っています。

2012/08/15 (Wed) 21:49 | 見古都 #- | URL | 編集

お邪魔いたします。

子どもは本当に素直ですね。
その子にとって、神社で虫取りをしたことも神主様に怒られたことも、大きくなってからのいい思い出になると思います。

セミと言えば、この間、私がパソコンでこのブログを読んでいるところに、父が地面に落ちていたセミを一匹捕まえて持ってきました。
久しぶりやなぁ、懐かしいなぁと言いながら…。

「$△☆@□+&○%#!?!?!?」

私の口からはこの世のものとは思えない声が飛び出てきました…。

2012/08/15 (Wed) 23:52 | 蓮 #- | URL | 編集
ひぐらしのなく頃に…

セミの政権交代…温暖化の証し?

私らが記事の子供の頃はアブラゼミばかりで、透明な羽のクマゼミは超レアな蝉でした。

人によって蝉と云えども思い浮かべるのは様々ですよね。ミーンミーン…シャーシャー…そして夏の終わりを告げる(多分?)ツクツクボーシ。中でも私が一番好きなのは、カナカナの蜩(ひぐらし)です。あの何んともいえない哀調感は土の中に何年といて僅か七日程の命の蝉にふさわしい……

秋の虫の声もそうですが、四季のある日本に生まれ育って幸せだと思います。中国では蛙と蝉はうるさいだけの譬ですから……。

いま幼稚園では、カブトムシの幼虫から成虫までの飼育キットが流行ってるようです。

他方ヘラクレスカブトムシとか輸入モノも円高の影響かで手安く買えてブラックバスみたいになるんじゃないかと…またクワガタも何やら飼育方法に発展があり今迄のような財テクの対象にはならなくなったようです。

2012/08/15 (Wed) 23:54 | ジンジャー #lH9P8MKE | URL | 編集

宮司さん、あなたお屋敷の昔々の主さんと歴代の宮司さんに感謝しないといけませんですよ。
本当に食べ物がなかったんでしょう。
セミは食用になりますし、moneyの面でも食料の面でも逼迫していてそれで稲荷さんを勧請したのでしょう。
桜は、葉は桜餅にも使いますし、
Cultureなんて文献だけではわからない、腹持ちも考えないとね。

風流や心なんて、勝手に後世の人が思い込んでいるだけで、
その時々の必需的現実目的があったと考え直すと、
より切実さが伝わりますですよ。

2012/08/16 (Thu) 12:00 | Peter #JyN/eAqk | URL | 編集
ひふみさま

4時から露天風呂に入れるとはなんともうらやましい。いいですねぇ、そういうところでヒグラシ対クマゼミ&ミンミンゼミを聞くのは。
うちは、耳がいたいくらいですね。9割がクマゼミです。
さすがに8月後半ですからもう減ってきてますが。
その子はまだ通ってきてます。最近はセミとって~が増えてきました(=^_^;=)ゞ 

2012/08/19 (Sun) 22:38 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
阿修羅王さま

そうですよねえ。ちゃんと教えて、あとはきちんとした後姿を見せていれば子供は自然と学習して育ちましよね。
わたしもはい、がんばります。
セミに体当たりですか?
どちらのミスなんでしょうか(=^_^;=)ゞ 

2012/08/19 (Sun) 22:40 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
見古都さま

なるほど、夏休みは成長のときなんですね。
私は自分の夏休みしか経験がないのであまりピンときませんが。
子供もそうですし、大人でもそうですよね、接する人、環境で大きく変わりますもの。
神社はよいふうに変わってもらえる場でありたいと思います。

神戸からはさすがに子供の参加は無理でしょう(笑)
暑いなか歩いたあと、帰りがしんどくからかわいそうです。
今年は参加者はまだ少なめです。

2012/08/19 (Sun) 22:45 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
蓮さま

いい思い出となってほしいものです。
> 「$△☆@□+&○%#!?!?!?」
セミ苦手なんですか?
セミは他の虫にくらべて苦手度は低めなような気がしますが。蝶の次くらいにソフトな虫なのでは(笑)

2012/08/19 (Sun) 22:47 | 神主 #- | URL | 編集
ジンジャーさま

わたしの子供の頃はすでにクマゼミが勢力を拡大しはじめていましたが、それでもまだアブラゼミとの比率は6:4くらいではあったような記憶があります。
ミンミンゼミも珍しいけれど少しはとれましたし、ニイニイゼミもちょくちょくいました。それらが珍しいくてつかまえたら大喜びでした。
いまはクマゼミ以外ほとんどみません。アブラゼミが少しいるくらい。

2012/08/19 (Sun) 22:51 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
Peterさま

勝手にこ後世の人が思い込んでいるだけ
というのは多々あると思います。
今でこそ珍しい文化、作法となっているものでも、当時は間違えただけだったとか。それが後の世になって特殊なものと思い込んで、そうなっていったものも。
しかしそれらを含めて伝統的な価値だと思っています。まさに生きているって

2012/08/19 (Sun) 22:54 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

間違いも、欠点も含めて受け入れる。
それが愛と言うものです。
しかし、それで自滅するくらいになれば、
先人の苦労や思いを踏みにじることになります。

今頃、平安時代の偉い人らが京都に生きていたら、
暑くてかなわんので、
装束を大胆に変えていたでしょう。
笏も、もとをたどればcheating sheetsを束ねたものです。
一方 稗田阿礼に限らず、平家物語を琵琶法師さんらは耳で覚えたことを考えると、緊張は記憶に限らず脳に悪いという戒めが読み取れるわけです。
正確さにそれが必要だと言い張る人らには、
神宮の祭主が、その祭りに参加する神職の名前を、
無意識であっても、度忘れであっても読みそこなう場合は、
その神職は参加できないことを考えると、
正式ということの意味を思い知らされます。

2012/08/24 (Fri) 14:33 | Peter #JyN/eAqk | URL | 編集
Peterさま

書き込みありがとうございます。
今回の書き込みは難しくてよくわかりませんでした。
申し訳ありません。

2012/08/27 (Mon) 22:18 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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