すべての繁栄

前回からのつづきです
人類というと人間のことですし、魚類だとお魚たち、鳥類は鳥さんたち。
人間が技術を開発させ進歩していること、その人類の作り上げている文明が進歩発展しているのは間違いないことですが、厳密にいうとそれは技術の進歩であり人間そのものの進歩ではないのでは?と。


ここ100年での劇的な変化を生み出しているのは機械、コンピューターなどの発達によるところが大きいですが、仮にこれらも魚類とか鳥類みたいないに類にしたら、なんでしょう「工類」なんてどうでしょうかね。とりあえず仮に「工類」と名づけてみます。
で、人類の進歩というか、工類の進歩じゃないかって思うんです。


生命とは何かというのはものすごく難しい問題ですから、生命とは何かという定義は一般的に統一されたものはないと思います。その中には、外から栄養をとりこんで自分自身を維持し活動するもの、あるいは子孫をのこすもの、そんなものもあります。

人間や動物は呼吸して、食べ物を食べて栄養を補給し、自分で動きます。それで子孫を産み次の生命を残す。植物も太陽の光から栄養分をつくり、成長し、種をつくり次の生命を生みます。
じゃあ工類にしても同じようなことがいえるんじゃないか、なんて思ったりもします。

燃料を補給して自分で活動しますし、自己修復する機械、コンピュターもありますよね。工場なんかでは機械が新しい機械(生命)を作っています。コンピューターが計算してエネルギーが必要になったら太陽光からエネルギーを作り出してそのエネルギーで活動を続けたりもします。それなら生命と同じようなもんじゃないのか?と。
とそんなことを書いていますが、私自身の考えとしては機械と生命はやっぱり違うものだと思っています。でも八百万の神とは全てのものに宿る神の質であるというふうに思っていますから、石にも石の神、鉄には鉄の神、なら工類も一緒ですしね。じゃあどっちやねんて感じですか・・(笑)


いずれにしても人類の作り上げてきた文明は人間の生身の体だけでなく、使う道具、機械、コンピューターを含めたものであること。文明の発展進歩ということは、人類と工類の発展進歩のことともいえそうです。

でも細かくみてみると、なんとなくなんですが人類よりも工類のほうが発展し、工類にとってよりよい社会に向いているような気がしてなりません。SFによくある工類(ロボット)が反乱をおこして人類を追いやり滅亡させるという話。このまま進んでいくとありえない話とは言い切れない気もします。

で、それは現実に人類がやってきたことですよね。
人類の行動によって多くの動植物を滅亡させてしまったり、地球の温暖化をまねいたり、原発事故では土地全体を汚染してしまったり。

これが20世紀型なんだと思うんですが、ここから21世紀型へ転換していかないといけません。で、冒頭にでてきた共生です。
いまは人類と工類だけの繁栄ですが、これを魚類も鳥類も、植物も、海も、空も、山も共に繁栄。もう機械やコンピューターのない時代には社会は戻れないと思いますから工類も一緒に共生。

1日24時間のなかで自分ができることは限られていますし、世界はものすごく広いですがそれら全て隅々まで行くのは無理ですし、遠くに行くことに時間を使えば近くにあるところには時間が使えなくなりますし。
人間にとって何と何と何が必要で、一番大切なものは何なのかというのを考えないといけないんだろうなと思っています。

自分(人間)にとって便利で快適な技術の進歩や発展が必要ないといっているのではなく、受ける恩恵はすばらしいものですし、それが発展であることは間違いないと思います。ただ、それだけを、自分たちだけの恩恵を際限なく求め続けることを目的にしてしまってはいけないということですよね。
人類や魚類や鳥類や、海や山や空、すべてにとっての発展、繁栄になるようにしなければいけないと。
ちょっとした意識というか、認識でずいぶん違うと思います。親しみをもつというか、自分の仲間、自分の分身だと思えてたらたぶんいいふうになるかと。

そういうのに日本の古くからもっている感性というか考え方は重要な役割をはたせると思っています。神社・神道がそういうものだから。
だから私は神社のこと、神道のことを多くの人に知ってもらうためにいろいろやってます。

ながい独り言、おわり。

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那智の滝を登って逮捕 | Home | 円熟

コメント

土に還る

ただひとつ原子力の燃料は土には還らない。

まあ富士山のゴミの件もありますが…

2012/07/13 (Fri) 22:05 | ジンジャー #- | URL | 編集
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2012/07/14 (Sat) 00:45 | # | | 編集
宮崎アニメと日本

神主さんのお話を読んでると、ふと

もののけ姫 や 千と千尋の神隠しを思い出します。
人間が大切にすべきものを大切にせず払う代償の大きさを奇しくも宮崎アニメは教えてくれてると思います。

宮崎駿監督は、多分…

神主さんと同じような危機感を日本に持ってるのでしょうね…!

だからこそ

ディズニーさえ動かした 日本の誇るべき人であり
日本人に大切なことを思い出させてくれるんだと思います。

ハリウッドの映画に
アンドリューと言うのがあります。

人間のために作られたAndroidが人間になりたくて 計り知れない時間をかけ 人間として亡くなる話なんですが、人間としての 愛や色んな感情の持てることをしみじみ幸せだと思えます!

ちょっと話題からずれましたね!
ごめんなさい

2012/07/14 (Sat) 16:50 | 見古都 #- | URL | 編集
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2012/07/15 (Sun) 11:39 | # | | 編集
見古都様

集英社新書で「日本神話とアンパンマン」(2006年山田英_著)というのがありますよ。

2012/07/15 (Sun) 22:39 | ジンジャー #lH9P8MKE | URL | 編集
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2012/07/15 (Sun) 23:33 | # | | 編集
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2012/07/15 (Sun) 23:58 | # | | 編集
ジンジャー様

コメント いつも興味深く拝見しています。

『日本神話とアンパンマン』Amazonで検索したところ有りました。

早速注文しました。

情報ありがとうございます。

2012/07/16 (Mon) 08:08 | 見古都 #- | URL | 編集
嘆かわしい

御神体の滝によじ登るって(゜Д゜;;)神社も神道もコケにされたものですね(>_<)

2012/07/16 (Mon) 09:50 | ジンジャー #lH9P8MKE | URL | 編集
もう一冊

いえいえ、ありがとうございます。

2011年祥伝社刊で「ジョンレノンはなぜ神道に惹かれたのか」加瀬英明

最近テレビ消してます(笑)

早く神主さんの「続・神社のススメ」を待っておりますm(_ _)m

2012/07/16 (Mon) 19:23 | ジンジャー #lH9P8MKE | URL | 編集
ジンジャーさま

そうなんですよね。土にかえらない。
だから自然のサイクルからあきらかにはみ出したものであり、それを使うというのは人間の思い上がり以外のなにものでもない。
自然一部である人間なのですから自然との共生をすすめるべきで、枠からはみ出したものと共生はできないと思います。

那智の滝は、ニュースをみて唖然としました。
詳細をみて力がぬけました・・・

2012/07/17 (Tue) 19:55 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
見古都さま


宮崎アニメには私すごく近しいものを感じますから、なるべく見るようにしています。といってももののけ姫、千と千尋くらいまでしか見れてないんですが。その後のも全部見ておきたいと思ってます。子どもたちに話するときそういう名前を出すと理解してくれやすいですし。

アンドリューも見てみておきたいです

2012/07/17 (Tue) 19:58 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
鍵コメさま

アンパンマンはすごくイイタイミングでしたね。

2012/07/17 (Tue) 19:59 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
組織の中での限界

最近 つくづく

組織の中での個人の力の限界を感じています。

何かしら組織外でしなくちゃいけないと言う気持ちはずっとあります。

神主さんの役に立つことがあれば協力しますね!
絵本の読み聞かせも本当に大切だと思ってますから。

2012/07/17 (Tue) 23:04 | 見古都 #- | URL | 編集
見古都さま

そうですね。組織の中での個人の力には限界を感じることもあるかもしれませんね。
ただ、組織の外で個人の力でどれだけのことができるか?というのもまた同じように限界を感じることもあるかもしれませんね。
組織の中では組織の力として発揮して、組織の外では組織としてはできないことを個人の力でがんばる。
単純にいうとそういうことですが、それが大変なんでしょう。

協力お願いいたします。
わたしのところもみなさんの力があってはじめて何かができるんですので

2012/07/20 (Fri) 22:26 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集
人類みな親戚兄弟

今現在地球上に存在し70億人になんなんとする我々人類は、
容姿、肌の色、風俗風習ほか様々違うようですが、
種としてはホモサピエンスのたったの1種のみ。
これは、過去にその他クロマニヨンやネアンデルタールやその他様々いた(先行、併存した)人類が自然環境による淘汰や我々の御先祖さまが駆逐した結果。
人類の歴史は数百万年ですが、その内の我々ホモサピエンスの歴史は高々20万年程にすぎません(発生当初から容姿は現代人とさほど違わない。)
その20万年の内の三分の1、15万年はアフリカ大陸東部を出ることなく平穏に暮らし約二万人規模で推移。
突然の急激な気候変動(インドネシアで火山のメガ噴火による噴煙粉塵で太陽光が遮断されて噴火の冬)=いきなりの氷河期)
により極度の食糧難に陥り正に絶滅の一歩手前を迎えて、
ニューフロンテアへ旅立った云々。その数は僅か数十人?

この時、御先祖さまがたが辛うじて絶滅を逃れた一番の要因は他種にはない気質、
食物などを独占せず仲間、他人関係なく分け合う気質だったと言われています。
過年、世界各地の数十ヶ国地域で同時検証実験の結果からも
多少の多寡はあっても分け合う気質が備わっていることが実証されています。
(この時の「ネタ」は社会(人目)から隔絶された空間で被験者(たまたまそこらに偶然いた通行人)の目の前に大金をいきなり提示。)

DNAの特定のミトコンドリア(女性のみ女系遺伝で保有する種の記憶)から70億人の我々ホモサピエンスは五万年前のたったの「9人の母親に集約」されるそうです。
(その先は様々な各民族の伝承、神話などに有るとおりの「原初の一組の男女」に行き着くのかも知れません)

2012/07/27 (Fri) 15:18 | たぬき #EvmDRqhQ | URL | 編集
たぬきさま

いや、本当に人類みな兄弟
これよく言い得ている言葉だなあといつも思います。
もちろんさらに進めていくと人類だけでなく生命みな兄弟とか、全部みな一体、とかそんな感じになるでしょうけれど。
今話題のヒッグス粒子とかそういう分野でも粒子のレベルで構成を考えるとすべてものものが兄弟なんですよね。たぶん。わたし現代物理学の基礎とかいわれても素粒子のことなどさっぱりわかりませんが、でもなんとなくそう思います。

2012/07/31 (Tue) 21:13 | 神主 #X.Av9vec | URL | 編集

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