その後

少し前に記事にしましたが、装束の卒業のこと
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-1305.html

私は自分で装束を購入したことがなくて、父や祖父の代の頃のものを使用しています。いいものを揃えておいてくれたので、長持ちしていまでも使えています。
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ですがさすがに数十年経過してくると傷みがでてきますので、少しずつ使えなくなるものがでてきます。でもいい生地ですし、それら捨てるのはちょっともったいないので何かに使えないかなと考えていましたが、それがついに生まれ変わりました。


それは・・・

まずはこちら
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卒業証書授与式

先日、地域の小学校の卒業式に参列してきました。
1月の成人式のときと同様ですが、昨年から地域の役を引き受けておりますので、こういう行事に出席する機会が増えてきています。
時間のやりくりは大変なのですが、神社は地域の協力がなくては成り立ちませんし、神社の責任者としては地域のことにはできるかぎり協力をしたいと思っています。で、成人式にしても卒業式にしても多くの人に祝って送り出してもらえるほうが、当人たちもうれしいでしょうし。


参加してきたわけですが、式典の名称は「卒業証書授与式」となっています。
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一般的には卒業式というと思いますが、私は恥ずかしながら卒業証書授与式という言い方を知りませんでした。自分が体験してきたのはすべて卒業式だったような気がするんですけどねえ。

で、知らなかったものですから、アラウンドサーティーを略してアラサー。スマートフォンを略してスマホ。セクシャルハラスメントを略してセクハラ。こんなのの親戚みたいな感じで「卒業証書授与式」を略して「卒業式」なのかと思ったらそうではないらしいです。卒業式と卒業証書授与式は別のものなのだとか。
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思考停止

今までにも度々書いていますが、この1~2年ほど思考が停止しているような気がしていると。次にやらなければいけないことがどんどんたまってくるので、とにかく仕事をすすめる、用事をさばいていくことに頭をつかって、ものごと深く考えることをしていない、そんな気がします。

なぜなのか、単純に仕事量が増えたというのが一番の理由だとは思います。私は神主になる前はしばらく会社勤めをしていまして、神社に戻ってきたのが10年前。で御祈祷の件数や、赤ちゃんの命名、名付けの件数や、出張の祭典の件数などこれらは10年前と比べると3倍くらいになっています。数値が比較しやすいので件数で言っていますが、それ以外にもいろいろ時間を使う用事増えてます。年齢があがるとともに断りきれない役や用事なんかも出てくるんですよねえ。
これは仕方ないかと思ってます。仕事が増えて忙しいのはまあいいことですし、地域の役や用事はいままで他の方々がやってくださっていたものですから、自分もできる範囲でさせて頂くのは当然で、自分の次にまた次の代の人に受け継いでもらって・・・と。

あと他にも理由として毎日の頭のリセットがうまくできていないので、頭の回転、思考がはっきりせずにぼんやりと霞がかかったような感じになっているのかなと、そんなことも思い当たります。

いままで、神社に戻ってきてから10年の間、朝5時半から6時ころに神殿の御扉を開けて、その後に境内の掃除をしていました。前の日寝るのが遅くなっても意外と毎日できるもんなんですよね。人間の習慣ってたいしたもんだなと自分でも思いました。
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極悪

人間にはいろんな顔がある、
カンダタという男。人を殺したり、家に火をつけたりする大悪人だが、森の中をあるいているとき地面にもがいている蜘蛛が、踏みつぶされそうになってたのを助けてやったというやさしい顔ももっている。
逆にふだんは本当にまじめな人でも、裏で人にはいえない趣味をもつ人もある。


普段わたしは割と落ちついて、穏やかに過ごしています。神社にいるときはなおさらです。
しかし先日、極悪人になってしまいました。
しかも神社社頭で極悪非道の所業とあいなってしまいました・・・


巫女ちゃんがいた頃は彼女が授与所に座ってくれていましたが、今はいませんので私が授与所にいながら、いろいろと仕事をしています。授与所とは御守りや御札を受けたり、最近は多いですが御朱印を受けたりするところ。
そこで事務仕事などやりながら、御朱印お願いしますとか、お守りをお願いします、と参拝者が来られたらそれに対応しています。

その日もいつも通り授与所で仕事をしていました。とある名簿をつくっているところで、パソコンで作成してプリンターで印刷したところ。プリンターは少し離れた部屋に置いてあります。ちなみにうちの社務所は無線LAN環境がありますので、社務所内どこからでもプリンター等使えるんです。

で、プリンターまで印刷した書類をとりに行って、戻ってくると授与所に人が来ておられました。外国の方、言葉はフランス語だったのでフランス人のご夫婦(夫婦かどうかはわかりませんが、男女)なのでしょう。
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5年前

今日で東日本大震災から5年。西日本では直接的な被害があったわけではないので、大被害のあった東日本へなにか手助けができないかと、私もいろいろやってみました。

被災地では当然ながら神社も大きな被害が出ていまして、社殿や鳥居などすべて流されて更地状態になった神社もたくさんありました。こういう人の力の及ばないような途方もないことが起きた時というのはまさに神様の力にすがりたい、折れそうな心の支えにしたいと思うものです。そんな時ですから神社をなんとか戻したい。完全に元通りにするのは時間がかかるとしても、とにかく拝めるような状態にしたいという声がたくさんでていたようです。
なので、完全な新しいものではないのですが、理由があって使われていない小型社殿を希望される神社に送ったり。
ほかにも復興を祈願し神職100人で一斉に大祓詞の祝詞を奏上したり。
義捐金を集めて寄付してみたり。

5年経過した今は当時のことを少しずつ忘れていきそうですが、でも決して元通りにはなってはいませんよね。
私いまでも継続していることといえば、毎月のおまつり月次祭で復興を祈願していることでしょうか。祭典の祝詞は自分で作文しますので、5年前に震災からの復興を祈願、という内容を盛り込んでつくりました。その祝詞を奏上し毎月次祭で祈願しています。

5年の節目、忘れることなく、できることを考えてやっていきたいと。


さて、今日はお天気がよく境内掃除をしているときに見上げるとすごくきれいな空でした。
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めずらしい

なんだか珍しいことがあったのでちょっと書きたくなりました。

先日、宴席に舞妓さんが来てくれる機会がありました。わたしのところは京都なのでよその地域に比べると舞妓さんに接する機会は格段に多いと思います。まあそういうことですので先日も宴席に来てくれて、お酌をしてくれたりしたのですが、そのときの話し。

「今日はみなさんなんの集まりどす?」
と舞妓ちゃんの質問があったので、(雰囲気を出すために舞妓ちゃんのところだけそのままの言葉でセリフで(笑))
私は武信稲荷神社という神社の神主なんですよ。と答えたところ、
「武信神社さんいうたら、坂本龍馬はんやら一寸法師の神社どすやろ。赤ちゃんの名前を付けてくれはったり。」
とすごく詳しいのです。うちの神社は観光神社ではなく、地元の鎮守さまのような神社ですから、地元の人以外がしっていることは少ないんですよね。最近ではテレビや新聞雑誌などで紹介されることも多いので、知っている方も増えてきましたが、それでもそこまで詳しく知っていることにちょっと驚いて、
何故そんなに詳しいのかと聞いたところ・・・

「ウチのお名前を付けてくれはったんが武信神社さんなんどす。ウチが生まれたとき、お父はんが神社に行って名前付けてもろたんどす」
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