茅の輪でない

6月30日は夏越の大祓
水無月の夏越の祓する人は 千歳の命のぶとこそきけ

古くから1年の真ん中の6月と一年の終わりの12月に、私たちが生活の中で知らず知らずのうちに犯してしまった罪や、心身の穢(けがれ)を祓い清めるための神事を「大祓(おおはらへ)」といいます。
6月に行なわれる水無月の祓は「夏越(なごし)の大祓」と呼ばれ、暑さ厳しい夏を無事に乗り越えられるよう祈る儀式でもあります。
うちの神社ではやっていませんが、大抵の神社では「茅の輪くぐり」の神事が行われています

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画像は昨年同様、花山稲荷さんからお借りしました。

夏越の大祓については去年も書いていますので、そちらをご覧ください。
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-765.html

昨年のその記事を今改めて見てみますと、ちょうどこの頃に、がんばって本の執筆をしていました。そのときの記事では何をがんばっているのかは秘密と書いてました。本を書いていたんです。
ただ諸々の大人の事情がありまして(別に大した事情ではないですが)、実際には11月くらいから本格的に取り組み、12月末に出版という超過密スケジュールになったわけですが。諸々の大人の事情で・・・


さて、当神社では夏越の大祓、茅の輪くぐりの神事はありませんので、今日の記事はまったく違うものです。
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トランスフォーマー

よくブログにコメントくださるコテツさんという方。この方は神社のお神輿が大好きで、神輿会のブログをされています。そのブログで以前、
神輿を担いでいるときは、みな一種のトランス状態になっているとおっしゃってました。
トランス状態とは、意識が通常とは違う状態で、よくいわれるのは催眠術なんかそれに近いのではないでしょうか。自分がコントロールする意識とは違う状態みたいなかんじです。
脳はアルファ波が多く出ている状態なんだとか。

重さが2トンだ、3トンだ、という神輿を人が担ぐのですから、担ぐ人たちはもう普通ではないですね。また単に重たいものを担いでいるというのでなく、神様の乗り物を担いでいるという意識もあります。
だから担ぐ人たち皆が興奮状態、アドレナリンは全開でしょうし、皆で一つの目的をもっている一体感、集中力、これらがあります。
そんななかですから、担ぎ手は一種のトランス状態だとおっしゃっています。


トランス状態にはいるのにはいろんなやり方があるようです。なにやらお香を焚いて呪文を唱えたりするようなことも、あるいはヒーリングミュージックを聴きリラックスしたりする場合も。日本の伝統芸能である「能」も鑑賞している最中にみな眠ってしまうのですが、薄暗いなかで独特の謡いを聞いているうちに脳波がリラックスしてくるのだとか。それもなんだか似ているなぁとも思います。


以前、神社でうける祈祷も一種のトランス状態だとおっしゃっていた方がおられました。
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ねずみ被害

以前にもブログで書いていましたが、ネズミがでます。
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-690.html
それでいろんなものをかじってくれます。石鹸から、ビニール袋から、かべまで、あらゆるものを。先日もでてきて大暴れしています。
前に記事を書いているときは子歳で、ねずみの年でしたから大目にみていましたが、今回はもうウサギ年です。もう勘弁ならん!と怒っております。わたし。


しかし最近のネズミは凶暴になっていますね。今回、ネズミのヤツが何をしでかしやがったかと申しますと、まず座敷のふすまです。ふすまをかじって穴をあけてくださりやがったのです。
わたし、座敷にねずみが侵入したのを目撃しましたので、座敷のふすまを閉めきって、閉じ込めました、それで捕まえようとしたわけです。するとネズミのヤツめ、ふすまをかじって穴を開けて、そこかからお逃げになりやがったのです。
ものすごく大きな穴を開けられたので、ふすま張り替えです・・・( ̄_ ̄|||)


それから、昨日。
電話線をやってくれやがりました。電話が鳴らないからおかしいな?と思って調べてみると・・・・

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やられてる( ̄_ ̄|||)
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デコヌール

先日、わたし初体験いたしました
うまれてから30余年、遅すぎるので今更感がありますが
先日、わたし初体験しました


デコヌールというやつです。

みなさん御存知ですか?デコヌール。
たぶん皆様はごく当たり前のように知っておられることでしょう。デコヌール。
まずネーミングが秀逸ですよね。デコヌール。
まるで「あったらいいな」を形にする小林製薬さんの商品の名前みたいです。

のどヌールスプレー
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なめらかかと
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熱さまシート
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小林様さすがです。わたし小林様のねーみんぐセンス大好きです。
というような小林様にならうならばデコヌールといえば、
デコに塗る?系のなにかなんでしょうか、では何を塗るんでしょうか・・・
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はにわ

日本にはたくさんの神社があります。当たり前のことですが京都にも大阪にも、九州にも東北にも、それはもうたくさん。
で、他の団体やら会社やらと同じように神社でも、全国から神主たちがあつまって合意堂研修などをしたりすることもあります。

先日は近畿の神社を対象にした研修会が開催されていました。
大阪が会場になって近畿の神社から大勢の関係者が参加し、盛況な研修会だったようです。ようですというくらいですので、私は参加していないのですが・・・すみません
その研修の報告資料が送られてきたのでそれを見ながら、あぁ面白いなぁと思ったものでいま想像でその研修の紹介記事を書いています(笑)


いろいろと行われた研修のなかで、大阪府立近つ飛鳥博物館を見学するというものをあったようです。古代の国際交流と国家の形成過程をテーマとした博物館です。
http://www.chikatsu-asuka.jp/
さまざまな展示品がありますが(私は行ってませんが・・・知った口ぶりですみません)、聖徳太子の墓の復元模型、銅鏡、埴輪(はにわ)などいろいろあります。


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一通り見学し、学芸員さんの解説を聞き、昼食の時間になりましたが、なんとここで過酷な実習が課せられました。各自いま見てきたことで詩をひとつ作ること。詩ができなければ昼食は食べられない。というスパルタンな課題です。
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せつでん

福島の原子力発電所の大事故をうけて、日本全国の原子力発電所は本当に安全なのか?安全か確認されるまで原発はうごかさないという動きが広がっています。
ここ関西でも関西電力が原子力発電所が使えないので、この夏に電気が不足して大停電になる可能性がある。ということで電気利用者全員に15%の節電を要請しました。

東北、関東をはじめ、今回の関西もそうですが、いま日本全国で電気不足が発生し、「節電」という言葉が今年の流行語大賞になるのではないか?というくらいの勢いです。
そんなことなので節電グッズがおおいに売れているらしいです。
炊飯器でご飯を保温しなくてもいいように土鍋が売れていたり
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夜エアコンを使わないで寝るために冷却マットが売れたりするようです
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年代物

今年は当神社で改修事業をおこないます。5年前から計画していたもので、今年が実施の年になりました。境内のいろいろなところに傷みが出ていますしそれらを修復します。大きなものは参集殿の建替えがあります。参集殿は字のごとく、祭りや催しのときなど人々が参集する建物です。
建物をたてるわけですから、役所にいろいろと提出しなければいけないものや、制約があったりするようです。
それで先日、建築士の方が役所に提出しなければいけない資料に使いたいので、古い写真を貸してもらえないかと依頼がありました。昭和20年頃にできた建築に関する法律があるそうで、現状の物がそれ以前以からあったのかどうかで規制がずいぶんと違うそうです。

普通の家と違い神社なんですから、あったに決まっているじゃない。別に写真なんかなくっても、1100年前からあるんだから。と言いたいところですか、お役所にはやっぱり文書や写真などで提出しないといけない、みたいなことをおっしゃっていましたので、古いアルバムを引っ張り出してきて探してみました。

それでそのときいろいろな写真が出てきたので今日はそれをご紹介です。

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昭和15、6年ころの当神社祭典のときだと思われます


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これは大正か、昭和一桁の頃の私の祖父

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これ皇典講究分所、神職の養成機関です。わたしのおじいさんがここの出身です。ちなみに私もここで勉強させてもらいました。私の年代がこの建物で勉強した最後の年代です。
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リビング新聞

半年ほど前にわたしの書いた本を出版していただきました。「神主ライフ!神様に好かれる秘訣教えます」という本で、徳間書店さんが出してくださいました。
先日もPENという雑誌で、神社、お寺に関連する注目の12冊ということで紹介してくださっていましたが、今回リビング新聞でも紹介してくださいました。


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リビング新聞は発行部数が多いらしく、早速に「見たよ」メールや、「見ました」電話をいただいたり、見ましたと神社へおこしくださる方、ブログをのぞいてくださる方、大勢おられました。
みなさまどうもありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今日は掲載記事紹介でとりあえず更新です。


日本復興「がんばろう日本 」


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おい4

先日の記事の続きです先に前回の記事を読んでもらうと意味がわかります。

日本で最も古いといわれる神像は翁(おきな)、ようは老人の姿をしています。この神像だけでなく、書物などに登場する神様は翁の姿であることが多くあります。老いが衰退ならば、神様をあらわすのに老人の姿にすることはおかしいでしょう。

どういうことなのか。私が聞いてインパクトのある表現だなぁと・・・でも確かにそうだと思ったのが、
老人は神に最も近い人である。
そんなことがいわれます。

人とは神の子孫である。神から分かたれた存在である。神道はそのように表現します。神と人には絶対的な区別はない、人の延長線上に神がいるということです。

空気はこの世界のあらゆるところに満ちています。神もそれと同じでこの世界のあらゆるところに満ちています。今仮に神様を空気にたとえます。以前の記事で書いていますが、人と神の関係をたとえると、人間の存在って空気をビニール袋に入れたようなものです。
ビニール袋の中と外。ビニール袋で区切られているだけで同じ空気です。人は生きている間は肉体というビニール袋で外の世界と区切られていますが、本質は神様と同じってことです。
で、ビニール袋の口が開くと外の空気と混じり合い、区別はなくなります。今までビニール袋の中に入っていたものは全体の一部になります。
人が死ぬということはビニール袋の口が開いて、外の空気と混じり合い全体の一部となるということです。
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おい3

先日の記事の続きです先に前回の記事を読んでもらうと意味がわかります。

老いると一般的にいわれる、肉体の機能の低下を経験することで、人は豊か幸福になっていきます。
(今回の老いのはなしに、私はまだ30代ですから、それほどの老いを体験しているわけでなく、頭の中で考えているだけです。80歳、90歳の方が読んでくださって、そんなことないさ、と思われるかもしれませんが一応最後まで読んでくだされば幸です。)

若いころは当たり前のようにできたことができなくなった。体がうごかなくなった。物忘れがひどくなった。自分だけの力で物事ができなくなった。
自分だけの力でものごとができなくなると、どうなるのか。自分の存在というものがどういうものなのか、それを理解できるようになるのではないかと思います。

自分は自分だけの力で生きているわけではない、自分の力で存在しているわけではない。自分以外のものによって生かされている存在であることが理屈でなく感じることができるのではないかと思います。
生きていくためには食べなければいけません。お米にしても野菜にしても、お魚やお肉でも、その命をいただいて自分の命が生かされている。自分が今生きている、そのことの内側には自分以外の数限りないものの働きがあるってことです。
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おい2

先日の記事の続きです先に前回の記事を読んでもらうと意味がわかります。

老いとはなんだろう。機械が老朽化して劣化していくように、老いるとは、機能が低下し、劣化していくということなのでしょうか。
私は人間の老いはまたそれとは少し違うように思います。

辞典では年をとって心身が衰えること、となっています。
だから「老」という字に少し抵抗をもつ人もいるんだと思います。以前新聞でみた記事に「老人会」という名前がいやなので、地域の老人会に入らないという方のはなしがありました。
老人会という名前でなくもっと別の名前にすれば入会する人も増えるのではなかという案もあるそうです。
これらのことも「老い」ということが機能が低下し、衰える、というイメージを多くの人が持っているからなんでしょう。


時間の経過とともにすべてのものは変化をします。これは人間も植物も、石も水も、どんなものでもです。いままでよく見えていた目が見えにくくなる、軽々持てたものが持ち上げられなくなる。この物理的な変化に関しては、肉体の機能が衰えるというそれは疑いようがありません。
では赤ちゃんはどうか。赤ちゃんは生まれてから時間が経過するにつれて成長してゆきます。これも疑いようはないと思います。
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