民のかまど

第16代天皇、仁徳天皇。大阪にある日本最大の前方後円墳
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これが仁徳天皇陵墓(要するにお墓)であるので、小中学校の社会の授業で必ずお目にかかるお名前なのでご存知の方も多いと思います。その仁徳天皇のおつくりなった歌に

「高き屋に のぼりて見れば煙立つ 民のかまどは賑わいにけり」

というものがあります。これの歌の意味は
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福島から悲痛な叫び

福島県にある稲荷神社の宮司様から悲痛な叫びがあがっています。転載します。


大震災で、放射線洩れの危機に陥っている東京電力の福島第一・第二原子力発電所、またこの地域には「広野火力発電所」もありますが、いずれも東京電力の発電所で、東北電力の施設ではありません。 これは何を意味するかというと、この2基の原子力発電所と火力発電所で発電された電気は、首都圏の方々が利用するためのもということです。
福島県では発電所で作られた電気は一切利用されていません。首都圏の電気の実に3分の1は福島県で作られており、首都圏の産業や都会の快適な生活を支えているのは福島県の発電所という現実があります。


福島県では、国が指定した原発より半径20キロの避難地域はもとより、30キロの屋内避難地域からも住民の県外避難が続いています。ところが、この圏内の行方不明者の捜索や瓦礫の片付けなど全く手つかず状態で、国の指示に従って屋内避難地域に留まる住民や、取り残された弱者にはほとんど支援の手が差し伸べられていません。
更に、この圏外に住む福島県民も風評によりガソリンが入らない状況で、私たち県内の人間さえ支援に出向くことも出来ません。

私たち福島県民は、安全とされる30キロ圏外のいわき市のほとんどを始め、福島市、郡山市、白河市とその周辺、更には会津地方に至るまで日々発表される環境放射線量の測定値と風向きに神経をとがらせ、家では換気扇も回せず、放射性物質の吸入や付着を避けるために外出は極力避け、家の中でじっと息をひそめ、街はゴーストタウンと化しています。
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移植2

昨日からの続きです。記事も作業も
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-879.html


昨日はヒノキの大木の枝をはらい、高さを半分ほどにして、根を掘りおこして、移動できる状態にして、日が暮れたので作業は一時中断。次の日、今日に続きとなりました。
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クレーンで吊り上げて、移植先まで運び、あけた穴に植えます。


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枝をすべて切り、高さを半分以下にまで短く切った状態で重さが3トンくらいらいしいです。切る前だと6トンくらいあるんですね。すごい。
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移植

本日、移植しました。
何をかというと、大量の樹木です。(高さ20メートルの大木も含む)

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今年、神社境内の改修をおこないます。その中に参集殿の修復も含まれていました。しかしこの参集殿(祭りのときなどに人が集まる建物)、傷みが激しくて、修復できないほどになってしまっていたため一旦解体して、新しく建て直すことになりました。
もともと参集殿のあった場所は樹齢850年のエノキの大木の真下だったので、台風や強い風の後には必ず枝が折れて、屋根が傷んでしまっていたので、今回は少し場所をずらそうということになりました。
しかし、新しく建てる場所には木々がたくさん生えている・・・
というわけで今回まず建物を建てる場所を確保するため木々を別の場所にお引越ししてもらったというわけです。

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自粛ムード

いま日本中に自粛ムードがただよっています。不謹慎の嵐が吹き荒れているなんて表現しているニュースもありました。
これだけの大災害で、1万人以上が亡くなり行方不明者を合わせると2万人以上、数十万人が被害をうけたのだから、うれしいことがあっても喜んでいいものか、楽しいことをしてもいいのかとそんな気持ちはわかります。
でもいつまでも自粛してばかりではいけないと思います。

これ身内が亡くなったときと同じです。以前記事にしましたが喪中のはなし。日本全体が喪中ということ。
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-860.html

亡くなってから50日(仏教は49日)で忌明けですが、忌の期間が何日間なのかは、誰が亡くなったのか、自分との関係によって期間が決まっています。自分の親の場合が最長で50日ですが、祖父母、義理父母、従兄弟など血縁(関係)が遠くなると忌の期間も短くなっていきます。1週間の場合もあるし、3日ほどの場合もあります。
そして忌明けしてからは徐々に日常生活にもどっていかなければいけません。
今まで日本中が喪に服し、忌期間としていたわけですが、震災から10日が経過して、直接被害にあっていない方はそろそろ忌明け、というわけです。


今日のニュース
東日本大震災を受けて自粛ムードが広がる中、被災地の被害が拡大、長期化するにつれ、西日本の首長や識者、阪神大震災の被害者らからは
「むしろ今こそ、西日本がこれまで以上に元気を出していくべきだ」という声が出始めた。過度の萎縮を排除し、西から東を、そして日本全体を元気づけることはできないか。そんな模索が始まった。
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私はいままであまり涙が出ることはありませんでした。もしかして涙が出る涙腺に異常があるのではないか?目がよく乾いてまばたきの回数が多いのですが、それが原因じゃないか?などと疑がわれたことすらあります。
と涙腺異常疑惑があったのですが、最近ものすごく涙もろくなっているようです。すぐに涙がでます。

ただ悲しくて涙が出ることはやっぱりありません。過去にもいまだかつて悲しくって涙が出たのは一度もなかったように思います。もっぱら嬉しくて涙がでる専門です。


そんな私、ここ数日、一日に10回くらい涙が出てきています。泣いているといほどではないのですが、涙がこぼれてきています。新聞を読んで、テレビでニュースを見て、ネットを見て、ほかにも様々。

「災難の前で団結する日本人」
世界で起こった大災害では、災害のあと略奪と暴力がおきる。しかし日本ではそれがおこらない。 想像を超越した大災難と、それ以上に日本人の沈着な対応に全世界が衝撃を受けている。

「がんばれ日本」各国からエール
「日本はひとりぼっちじゃない」
被災地の支援を申し出てくれた国と地域が49以上ある
「立ち去るわけにはいかない」
福島原子力発電所では放射能濃度が高まる過酷な中で現場作業員は闘っている。


あ、書いていてまた涙が・・・
なんだこの涙腺のゆるさは(涙)・・とにかくがんばろう日本


ところで地震発生から2~3日後くらいにチェーンメールがまわってきていました。いろいろなものがありましたが、そのなかに節電のよびかけもありました。関西の方ではかなり出回ったようですが、私のところにも3人の方から届きました。
そのメールはこんなのでした
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きつねの嫁入り

被害の大きさに驚愕してしまう今回の東日本大震災。私のいる京都では幸いなことに直接的な被害はほとんどありませんでした。
まず神主としてやるべきは・・・ということで朝夕には地震安鎮復興祈願を致しております。


ところでこういうときに大事なのは笑いだと、阪神淡路大震災で被災した方がおっしゃっていました。元気になれた、頑張ろうという気が起きたと。私もそうだと思います。

神話の中でも「天岩戸隠れ」というものがあります。
はるか昔、太陽の女神である「アマテラスオオミカミ」がある出来事に嘆き悲しんで、天岩戸という洞窟に隠れてしまったことがありました。太陽の女神が洞窟に隠れてしまったので世界は光のない真っ暗な世界となってしまった。
昼でも光もない、作物も育たない、神々は困り果て、どうしたら「アマテラスオオミカミ」が洞窟から出てきてくれるかとみなで知恵をしぼって考えました。それで何をしたかというと、「アマテラスオオミカミ」が隠れた洞窟の前で大宴会をおこないました。
すると楽しそうな笑い声や、賑やかな歌声、人の声につられて「アマテラスオオミカミ」も洞窟から出てきて、世界にふたたび光が戻ったといいます。

絶望的な状況を切り抜ける、復興する力には笑いも原動力になるんですね。やっぱり。被災して疲れきっている人たちが笑えるような、そういう質のものを直接被害のなかったところは届けないと。

というわけで、今日うちの神社であったこと紹介します。
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祈り

発生から2日経ちましたが、ニュースで伝えられる被害の大きさは、想像を絶するもので驚きと、心配ばかりです。わたしにも東北に親戚がいますが、やはりまだ連絡はとれないようです。



今日から東日本大震災に係ること、ご神前で祈ることにしました。
「地震安鎮祭」、「復興祈願祭」です

安鎮(あんちん)とは国、地域、家などが安らかにしずまること、また、安らかにしずめること。
今回の東日本大震災にかかわる様々な被害の沈静化、地域、人々がはやくもとの暮らしに戻れるように願う祭りです。
日本中の神社でおこなわれていると思います。神主のネットワークでもそれらの祝詞について教えてほしいというようなやりとりもありました。祝詞は基本的には祭りをする人がその都度つくるものですから。


神社やお寺は、過去のこういった大災害のときにそれをおさめることを願って建立されることが多くありました。
疫病が流行して大勢の人が死亡する、その疫病退散を願い、それを祈るためにつくられた神社やお寺もあります。
大雨が降り続き落雷による被害があいつでいる、それを鎮めるためにつくられたところも。
津波、地震、日照り、その他さまざまな、人間の力ではどうしようもないと感じること、それらをを克服するために、またそれらの災害がおきないように神仏に祈り、その場所として神社やお寺もつくられてきました。
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お見舞い

本日発生した東北・太平洋沖地震、M8.8で国内過去最大、世界でも5番目の規模だとか。大変な驚きと心配をしています。
いつも当ブログをご覧いただいている方、コメントくださる方、にもそちらの地域の方々たくさんおられます。
被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

させていただく2

先日からのつづきです。さきに前回の記事をよんでもらうと意味がわかります。

神社にいるといろんな方と会う、おはなしする機会があります。本当にいろんな人と(別にそれは神社だけに限りませんが)。なかには思い悩んで話しを聞いて欲しいという人、相談をしたい人、教えが欲しい人、(なかには悪さをする人)ほんとうに様々です。
これらはよく宗教が担うことが多い役割の部分です。神社、神道は宗教ではないという意見もありますが、神社も宗教としての面ははっきりありますから、それを求める人も当然多くあります。

以前に記事にもしたことがありますが、
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-225.html
http://jinjakannushi.blog89.fc2.com/blog-entry-448.html

この方は統合失調症の(精神の障害の病気)ある方でして、神社にお参りにこられるのもそうですが、それ以外にも私のところに、いろいろなことを言いにこられました。もちろんそんなこと全部は記事に書いていませんがほんとにいろんなことを。
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させていただく

いつもの記事は、「みなさまに読んでいただく」ために書いています。ですから生意気ですが人様に向けて書いています。
今回は「自分で書くために」に書きます。だからあまり面白くないかもしれません。申し訳ありませんが、ちょっとわけあって書いておきたかったので・・・



先日、よその神社のお祭りのお手伝いにきました。うちの神社の祭りに他の神社の神主にお手伝いにきてもらったり、私が他の神社のお手伝いをさせてもらったり、そういうことはよくあります。
先日も親しくさせてもらっている神社の方から、手伝ってほしいといわれ、お手伝いにいったのですが、その日はいつも親しくしている方は別の用事でおられずに、初めてお会いする神主さんと一緒にお祭りをおこないました。

私は神主になる前には一般企業でサラリーマンを経験しました。ある人は学校を卒業して神主の勉強をし、すぐに神社に神主として奉仕する人もいます。学校の先生だった方、テレビのアナウンサーだった方などいろいろおられます。
で、その方は神社の三男さんですが、福祉関係の仕事をされていて、神主として神社に戻ってこられる直前まで養護学校で働いておられたそうです。養護学校は障害のある子供のための学校で、その方は知的障害のある子どもたちの学校で働いておられたそうです。
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鈴緒

神社には、社殿があって、そこにお賽銭箱があって、その上に鈴があることが多くあります。

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こんな感じですね。

本日、当社の鈴緒(すずのお)が新しくなりました。
今までのものが古くなっていたんできていましたので、三条会商店街のロープ店様が新しい鈴の緒を奉納してくださいました。ちなみに前のものも同店の先代社長様が奉納してくださっていました。
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神主ライフメイキングの記事で写真を紹介したときにもお店の看板うつっていました

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